アグリ生活研究情報

BUTTERFLY PEA · RESEARCH LIBRARY

青い花を、研究から知る。

バタフライピーの研究文献

青い色素の性質、食品への応用、花の育ち方まで。バタフライピーの研究を、要約と図解で紹介します。

資料一覧を見る
大きな青い花弁と淡黄色の中心を持つバタフライピーの植物画
Clitoria ternatea
バタフライピー
外部研究・公的資料の紹介

論文98件・公的資料2件を、要約と図解で紹介しています。

PUBLICATIONS

論文・資料一覧

論文の結論と、その先にある発見を、身近な言葉で。気になる研究は図解や原文へ進めます。

99論文98・公的資料1
1996–2026

「面白い順」は、身近さ・意外な応用・図での分かりやすさをもとに選んだ順です。

99件の資料

色素・食品利用食品試験2024

クッキーに花を加えると、味や食感はどう変わる?

論文の結論

花びらを加えると、クッキーの食物繊維とポリフェノール量が増えました。0〜8%を比べたこの試験では6%が味や食感などの評価で選ばれ、成分を増やしながら、好まれるクッキーを作れました。

見た目が変わらなくても、食感は変わる

6週間の保存では見た目に大きな変化がなくても、クッキーは少しずつ軟らかくなりました。酸化の指標も4週目と6週目に上昇しています。見た目が保たれることと、食感や品質が保たれることは、同じではありませんでした。

クッキーに花を加えると、味や食感はどう変わる?の研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

クッキーに花を加えると、味や食感はどう変わる?

バタフライピーの花びらを0〜8%加えたクッキー

  1. 成分を測る

    食物繊維とポリフェノール量が増加

  2. 食べた人が選ぶ

    6%配合が味や食感などの評価で選ばれた

この研究のポイント

食物繊維が増え、6%配合が好評

出典:Foods (Basel, Switzerland)(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Cookies Fortified with Clitoria ternatea Butterfly Pea Flower Petals: Antioxidant Capacity, Nutritional Composition, and Sensory Profile.

著者
Multisona RR, Myszka K, Kulczyński B, Arnold M, Brzozowska A, Gramza-Michałowska A
掲載誌
Foods (Basel, Switzerland) 2024; 13 (18): 2924
研究対象
花びらを0〜8%加えたクッキー
研究条件
配合を変えて好み、成分、酸化の指標、6週間の保存中の変化を比較しました。
結果の記録
試験した配合では6%が官能評価で選ばれました。保存中は食感が軟らかくなり、酸化の指標も時期によって変化しました。
補足
特定のレシピと評価者での結果です。6%をすべてのクッキーの推奨配合とすることや、人体への効果は判断できません。
著者の所属
Department of Gastronomy Science and Functional Foods, Faculty of Food Science and Nutrition, Poznań University of Life Sciences, Wojska Polskiego 31, 60-624 Poznań, Poland.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
食品包装・鮮度表示包装材試験2025

アボカドの種と青い花から、鶏肉を見守るフィルムを作る

論文の結論

アボカドの種のでんぷんで作ったフィルムに花の抽出物を加えると、鶏胸肉の変化を青から緑への色で示せました。保存試験では、その色の変化が肉のpHと菌数の変化に対応しました。

捨てられる種が、表示の土台になる

種のでんぷん4%、グリセロール1%の配合が、強さと水への溶けにくさを両立する条件として選ばれました。その土台に花の色素を加えるという二段階の設計です。色素だけでなく、色を支える素材にも食品由来の資源を使っています。

アボカドの種と青い花から、鶏肉を見守るフィルムを作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
図で読む研究

種のでんぷんの膜に花の色素を混ぜ、鶏肉の変化を色で示す

アボカドの種から取り出したでんぷんでフィルムを作り、バタフライピーの花の抽出物を混ぜて、鶏むね肉の包装に使いました。

フィルムのつくり

  1. 1
    土台:アボカドの種のでんぷんでんぷん 4%グリセロール 1%
  2. 2
    色素:バタフライピーの花の抽出物フィルム液の体積の10%花の抽出物を液に混ぜ込み、フィルムにしました
  3. 3
    包んだもの:鶏むね肉室温で保存

保存中に起きたこと

保存のはじめ肉の傷みが進むにつれて →
  • フィルムの色
    青緑へ
  • 肉のpH
    はじめ変化
  • 菌数中温性好気性菌の総数
    はじめ増加

フィルムの色の変化は、肉のpHと菌数の変化に対応していました。

出典:Food chemistry: X(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Optimization of mechanical and water barrier properties of avocado seed starch based film and its application as smart pH indicator by adding blue butterfly pea flower extract.

著者
Asikkutlu AG, Yildirim-Yalcin M
掲載誌
Food chemistry: X 2025; 25: 102155
研究対象
アボカドの種のでんぷんと花の抽出物を使うフィルム
研究条件
でんぷんとグリセロールの配合を調整し、鶏肉保存中のpH・菌数とフィルムの色を比べました。
結果の記録
試験したフィルムは、鶏肉のpHや菌数の変化に伴い青から緑へ変わりました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Istanbul Aydin University, Engineering Faculty, Food Engineering Department, 34295 Istanbul, Türkiye.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 色と点模様は模式表現で、色素の粒の大きさや実際の色を表すものではありません。青色を食べられる目安とする試験ではありません。フィルムの色の変化と、鶏肉のpH・中温性好気性菌数の変化を比較しました。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
教育・色の観察教育実践2024

花のお茶を使って、酸性・アルカリ性を学ぶ

論文の結論

バタフライピーの色の変化を使った活動では、7〜14歳の子どもの多くが、酸性・アルカリ性の考え方に関する問いに正しく答えました。身近な花の色が、化学の概念を学ぶ入口になりました。

答えが目の前で色になる実験

酸やアルカリを加えると、言葉だけで説明されていた違いが目に見える変化になります。活動後の問いでは、子どもの多くが酸性・アルカリ性の概念を捉えていました。精密なpH測定ではなく、身近な色の反応を概念の理解につなげた教材です。

  • 7〜14歳
  • 酸性・アルカリ性
花のお茶を使って、酸性・アルカリ性を学ぶの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

青いお茶を、化学の教材にできる?

7〜14歳の子どもが参加した、花のお茶を使う学習活動

  1. 色を取り出す

    お湯で花から色素を抽出

  2. 変化を観察する

    酸性・アルカリ性と中和を比べる

  3. 考えを確かめる

    多くの子どもが酸・アルカリの問いに正答

この研究のポイント

色の変化が酸・アルカリの学びに

出典:Journal of Chemical Education(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Teaching Acid-Base Fundamentals and Introducing pH using Butterfly Pea Flower Tea

著者
Wallee Naimi, Gail A. Vinnacombe-Willson, Stanley Saldana, Lionnel Ronduen, Heather Domjan, Naihao Chiang
掲載誌
Journal of Chemical Education 2024; 101 (3): 1373–1378
研究対象
花からお湯で抽出した色素と、身近な水溶液を使う学習活動
研究条件
7〜14歳の児童・生徒が、色素の抽出と色の変化の観察に取り組みました。酸性・アルカリ性、中和などの理解に関する回答を確認しています。
結果の記録
色の変化と化学反応を手がかりに、酸と塩基を見分けたり強さを比較したりする回答が多く見られました。
補足
特定の学習活動の報告です。精密なpH測定器の代わりになるか、あらゆる授業で同じ学習効果が得られるかは示していません。
著者の所属
University of Houston(米国)、CIC biomaGUNE / BRTA(スペイン)論文掲載時の所属
確認した資料
著者最終稿の全文(PMC)。書誌情報は最終掲載版を参照
図解について
学習活動を整理した図です。実測の色見本や家庭での実験手順は示していません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
色素・食品利用食品試験2023

青い麺は、ゆでると色も食感もどう変わる?

論文の結論

バタフライピーの花の抽出物を20〜30%加えた麺は、抽出物を加えない麺と比べて、色の好みの評価が高く、味・食感・全体の好みの評価は同程度でした。ゆでると青色と色素量は減りましたが、着色と食べたときの好みを両立する配合が得られました。

ゆでる前の青が、そのまま食卓の青になるわけではない

調理後は緑みが増し、青色が弱くなりました。花の抽出物を20〜30%加えた麺では、機械で測った切断力や伸びやすさは低下しましたが、食べた人の食感や全体の好みの評価は同程度でした。この研究では、数値上の麺の性質の違いが、必ずしも食べたときの好みの違いにつながらないことが報告されています。

青い麺は、ゆでると色も食感もどう変わる?の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
図で読む研究

青い麺で行われた、2つの別々の比較

バタフライピーの花の抽出物を0〜30%加えた麺を作り、乾麺とゆでた麺の両方で、色・食感・成分・食べた人の評価を調べました。

1
ゆでる前と後
比べたもの:乾麺 ↔ ゆでた麺
乾麺ゆでた麺
  • 青い色素(アントシアニン)の量↓ 減少
  • 青み↓ 弱まる
  • 緑み↑ 増える

①と②では、比べている条件が違います

2
抽出物の量
比べたもの:抽出物なし(0%) ↔ 20〜30%
抽出物なし
抽出物20〜30%
機械で測った性質(ゆでた麺)
  • 切断力↓ 低下
  • 引っ張り強さ↓ 低下
  • 伸びやすさ↓ 低下
食べた人の評価
  • 色の好み(乾麺・ゆでた麺とも)↑ 高い
  • 風味≈ 同程度
  • 食感≈ 同程度
  • 全体の好み≈ 同程度

機械で測った麺の性質は変わっても、食べた人の食感や全体の評価は同程度でした。

出典:Foods (Basel, Switzerland)(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Phytochemical-Rich Colored Noodles Fortified with an Aqueous Extract of Clitoria ternatea Flowers.

著者
Shiau SY, Yu Y, Li J, Huang W, Feng H
掲載誌
Foods (Basel, Switzerland) 2023; 12 (8): 1686
研究対象
花の抽出物を0〜30%加えた麺
研究条件
乾麺と調理後の麺について、色、成分、強度、味や食感の好みを比較しました。
結果の記録
ゆでると青色と色素量が減り、緑みが増しました。高い配合でも、味・食感・全体の好みは対照と同程度でした。
補足
特定の麺の配合・調理・評価者での結果です。すべての麺の推奨配合や、人体への効果は示していません。
著者の所属
Department of Food Nutrition and Safety, Sanda University, Shanghai 201209, China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 色と形は模式表現です。調理前後の比較と、抽出物の配合量の比較は別のものです。「同程度」は、抄録で風味・食感・全体の好みが0〜30%の麺と同様と報告されたことに基づきます。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
色のセンサー・素材分析・材料試験2025

青い花の色素で、熱に反応する偽造防止インクを作る

論文の結論

花の色素を含むゲルを紙に印刷すると、30℃から75℃への加熱で紫系から赤系へ色が変わりました。自己修復するゲルと組み合わせ、熱で表示が変わる偽造防止インクの試作品を作りました。

レモンで変わる青を、熱で変わる印刷へ

この研究で色を切り替えたきっかけは、酸を加えることではなく加熱でした。さらにセルロースの細かな結晶を加えて材料を補強しています。色の変化と、印刷した表示の丈夫さを一緒に設計した点が特徴です。

青い花の色素で、熱に反応する偽造防止インクを作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件と色の変化

青い花の色素で、熱に反応する偽造防止インクを作る

バタフライピーの色素入りゲルを紙に印刷し、温度を変えた試験

  1. 30℃

    紫系の色

  2. 75℃へ加熱

    赤系へ変化

この研究のポイント

加熱で紫から赤へ変わる印刷

出典:International journal of biological macromolecules(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Development of self-healing butterfly pea flowers extract-containing thermochromic alginate hydrogel for anticounterfeiting applications.

著者
Al-Hussain SA, Zaki MEA, Al-Mutairi AA, Shenashen MA, Mogharbel AT, Almarri AH, Gomha SM
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2025; 331 (Pt 1): 148335
研究対象
花の色素を含む自己修復性のアルギン酸ハイドロゲル
研究条件
インクとして紙に印刷し、加熱による色変化、材料の構造、力学特性を調べました。
結果の記録
印刷した試料は加熱で紫系から赤系へ変化し、自己修復性を持つ表示材料として検討されました。
補足
試作材料での研究です。市販の偽造防止製品の性能や、あらゆる印刷条件での耐久性を示すものではありません。
著者の所属
Department of Chemistry, Faculty of Science, Imam Mohammad Ibn Saud Islamic University (IMSIU), Riyadh, 11623, Saudi Arabia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
色素・食品利用食品試験2022

青い花を加えたシリアルは、ミルクに浸しても食感を保つ?

論文の結論

食用の黄エンドウ豆の粉に、別の植物であるバタフライピーの花を加えると、シリアルの青みが強くなり、食物繊維とポリフェノール量が増えました。花を10%加えた配合では、液体に浸した後も歯ごたえが比較的よく保たれました。

乾いたときの食感より、浸した後の食感が大事

製造温度150℃では130℃より膨らみやすく、乾燥状態では硬さが低く、軽い食感になりました。一方、花10%の配合は浸した後の食感を保ちました。サクサクしたまま食べる段階と、液体を含んでから食べる段階を、分けて比べています。

青い花を加えたシリアルは、ミルクに浸しても食感を保つ?の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
図で読む研究

豆の粉に青い花を合わせたシリアルを、乾いたままと浸した後で比べる

主原料の黄エンドウ豆の粉に、別の植物であるバタフライピーの花を加えました。原料を加熱しながら押し出す「押出加工」でシリアルにしています。

主原料黄エンドウ豆の粉
別の植物
加える材料バタフライピーの花0%・5%・10%(重量比)
製法押出加工出口温度 130℃出口温度 150℃
できたシリアルの色と成分
比べたもの:花の量
  • 色より暗く、青く
  • ポリフェノール量↑ 増加
  • 不溶性・総食物繊維↑ 増加
食物繊維とポリフェノール量は、花10%で最も高い値でした。色は花なしとの比較です。
乾いたまま
比べたもの:150℃ ↔ 130℃
  • 膨らみ↑ 大きい
  • 硬さ↓ 低い
  • サクサク感↑ 高い
出口温度150℃と130℃で作ったシリアルを比べた結果です。
液体に浸した後
比べたもの:花の量

花10%の配合で、硬さ・サクサク感・歯ごたえが比較的よく保たれました。

液体と一緒に食べるときの、食感の保ちやすさに関わる結果です。
出典:Foods (Basel, Switzerland)(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Butterfly Pea Flower as a Novel Ingredient to Produce Antioxidant-Enriched Yellow Pea-Based Breakfast Cereals.

著者
Singh R, Yu CC, Chen GW, Chen CH, Sinaki NY, Lin J, Koksel F
掲載誌
Foods (Basel, Switzerland) 2022; 11 (21): 3447
研究対象
黄エンドウ豆の粉を主原料に、別の植物であるバタフライピーの花を加えた朝食シリアル
研究条件
花の割合と押出成形の温度を変え、色、成分、乾燥時と浸した後の食感を比較しました。
結果の記録
花を加えると色が暗く青くなり、試験した10%配合は浸した後も硬さや歯ごたえが比較的保たれました。
補足
特定の食品配合と試験条件での結果です。家庭のレシピの推奨、個々の商品の保存期限、ヒトの健康効果は判断できません。
著者の所属
Department of Food and Human Nutritional Sciences, University of Manitoba, Winnipeg, MB R3T 2N2, Canada.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 色は模式表現です。花の割合は重量比、加工温度は押出機の出口温度です。150℃と130℃の食感の比較は乾いた状態、花10%で食感が比較的保たれた結果は液体に浸した後の比較です。
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色のセンサー・素材分析・材料試験2025

絹やウールを、酸・アルカリで色が変わる布にする

論文の結論

花の抽出物で染め、ペクチンで処理した絹とウールは、酸性のガスでピンク、アンモニアで緑に変わりました。色が戻る反応もあり、環境に応じて表示が変わる布として検討されました。

染めた色を固定するだけが、染色ではない

通常の染色では色を変えないことが重視されますが、この研究は色が変わる性質を布の機能にしています。処理した布の引張強度なども調べ、色の反応と素材としての性質を合わせて評価しました。

絹やウールを、酸・アルカリで色が変わる布にするの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件によって分かれる反応

絹やウールを、酸・アルカリで色が変わる布にする

バタフライピーの抽出物で染め、ペクチン処理した絹・ウール

バタフライピーの抽出物
  1. 酸性のガスに反応

    ピンクへ変化

  2. アンモニアに反応

    緑へ変化

  3. 戻る反応も観察

    環境に応じて色が変わる布

この研究のポイント

酸性ガスでピンク、アンモニアで緑に

出典:International journal of biological macromolecules(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Fabrication of pH-sensitive silk and wool fabrics treated with pectin for multichromic sensor dyes with biochromic butterfly pea flowers (Clitoria ternatea L.) extract.

著者
Rashad HG, El Khatib HS, Shokry GM, El-Zawahry MM
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2025; 311 (Pt 4): 143972
研究対象
花の抽出物で染め、ペクチンで処理した絹とウール
研究条件
酸性・アルカリ性のガスや温度への応答と、染色布の強度などを調べました。
結果の記録
試験した布は酸性条件でピンク、アンモニアで緑へ変わり、戻る色の変化も報告されました。
補足
処理した試作布の性質です。花の抽出液で染めた衣類すべての耐久性や着用時の安全性は示していません。
著者の所属
Textile Printing, Dyeing and Finishing Department, Faculty of Applied Arts, Helwan University, Giza 12522, Egypt.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
食品包装・鮮度表示包装材試験2026

青い小さな粒で、鶏肉の変化を知らせる

論文の結論

青い花の抽出物を小さなアルギン酸ビーズに入れると、食品の変化に伴うアミンやアンモニアに反応して色が変わりました。鶏胸肉の保存試験では、濃い青から7日目に緑、10日目に無色へと移りました。

薄いフィルムではなく、小さな粒で知らせる

色素を粒の中に閉じ込めても、外側の環境への反応は残りました。ただし、色素の出やすさは周囲の液体によって違い、50%エタノールと95%エタノールでも差がありました。粒をどこで使うかによって、反応と保持の両方を調整する必要があります。

青い小さな粒で、鶏肉の変化を知らせるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件と色の変化

青い小さな粒で、鶏肉の変化を知らせる

花の抽出物を入れたアルギン酸ビーズで、鶏むね肉の保存中の変化を観察

  1. 保存試験のはじめ

    濃い青

  2. 7日目

    緑へ変化

  3. 10日目

    無色へ変化

この研究のポイント

保存中の鶏肉に対応して粒の色が変化

出典:International journal of biological macromolecules(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Alginate-butterfly pea microbeads as anthocyanin-based colorimetric sensors for biogenic amines and chicken spoilage monitoring.

著者
Bilen D, İpek B, Kalaycıoğlu Z
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2026; 339 (Pt 2): 150073
研究対象
花の抽出物を入れたアルギン酸の微小ビーズ
研究条件
pH、アミン、アンモニアへの反応を調べ、鶏胸肉の保存中の色の変化も確認しました。
結果の記録
試験したビーズはアミン類に反応し、鶏肉の保存試験でも青から緑などへの変化を示しました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Istanbul Technical University, Faculty of Science and Letters, Department of Chemistry Maslak, Istanbul, Turkey.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
色素・食品利用食品試験2018

青い花のスポンジケーキは、色だけでなく食感も変わる

論文の結論

花の抽出物を増やすと、スポンジケーキの色が濃くなり、硬さや粘りなどの食感指標も変わりました。それでも0〜20%を比べた試験では、全体の好ましさに対照との差はありませんでした。

機械で測る食感と、人の好みは同じではない

配合が増えるほど硬さやかみ応えは上がり、弾力などは下がりました。しかし、全体の評価は変わりませんでした。食感の一つの数値だけで『おいしくなくなった』とは言えず、完成したお菓子として評価する必要があると分かります。

青い花のスポンジケーキは、色だけでなく食感も変わるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

青い花のスポンジケーキは、色だけでなく食感も変わる

花の抽出物を0〜20%加えたスポンジケーキ

  1. 色と機械の測定

    色が濃くなり、硬さ・粘りなども変化

  2. 食べた人の評価

    全体の好ましさは対照と差がなかった

この研究のポイント

食感は変化、全体の好みには差なし

出典:Journal of food science and technology(2018)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Physicochemical, antioxidant and sensory characteristics of sponge cakes fortified with Clitoria ternatea extract.

著者
Pasukamonset P, Pumalee T, Sanguansuk N, Chumyen C, Wongvasu P, Adisakwattana S, Ngamukote S
掲載誌
Journal of food science and technology 2018; 55 (8): 2881-2889
研究対象
花の抽出物を0〜20%加えたスポンジケーキ
研究条件
配合を変え、色、体積、硬さなどの物性、成分、消費者の好みを比較しました。
結果の記録
抽出物の割合が高いほど食感の指標が変わりましたが、全体の好ましさは対照と差がありませんでした。
補足
特定の食品配合と試験条件での結果です。家庭のレシピの推奨、個々の商品の保存期限、ヒトの健康効果は判断できません。
著者の所属
1Department of Home Economics, Faculty of Agriculture, Kasetsart University, Bangkok, 10900 Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2026

お茶をいれた後の花にも、使い道はある?

論文の結論

お茶をいれた後の花にも成分が残っており、処理方法を工夫すると粉末材料として回収できました。花を丸ごと使った残渣にイヌリンを加える条件では、水分が少なく、測定した成分を保った粉末が得られました。

抽出が終わった花は、成分が空になったわけではない

研究では抽出後の花をさらに処理し、液体側と残った固形物側を分けて比べています。ボリジとバタフライピーでも回収した成分量は異なりました。『出がらし』を一括りにせず、残っているものに合わせて再利用の方法を探しています。

お茶をいれた後の花にも、使い道はある?の研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

お茶をいれた後の花にも、使い道はある?

お茶をいれた後のバタフライピーの花を、粉末材料として回収

  1. 抽出後の花

    使った後にも成分が残っていた

  2. 処理方法を比較

    丸ごとの花の残渣にイヌリンを添加

  3. 粉末として回収

    水分が少なく、測定した成分を保った粉末に

この研究のポイント

抽出後の花から成分を含む粉末を回収

出典:Molecules (Basel, Switzerland)(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Investigating the Potential of By-Products from Clitoria and Borage Flower Infusions for Valorization: A Comparative Study.

著者
Dibagar N, Michalska-Ciechanowska A, Kucharska-Guzik A
掲載誌
Molecules (Basel, Switzerland) 2026; 31 (8): 1335
研究対象
バタフライピーとボリジのお茶をいれた後の残渣
研究条件
残渣の処理と担体を変えて粉末化し、水分、溶解性、残った成分を比べました。
結果の記録
処理方法で粉末の性質と成分の保持が変わり、抽出後の花を再利用するための情報が得られました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department of Fruit, Vegetable and Plant Nutraceutical Technology, Faculty of Biotechnology and Food Science, Wrocław University of Environmental and Life Sciences, Chełmońskiego 37 Str., 51-630 Wrocław, Poland.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
食品包装・鮮度表示包装材試験2026

エビの保存中の変化を、青から緑になるフィルムで見る

論文の結論

花の抽出物入りのフィルムは、冷蔵エビのpHや鮮度指標が上がるにつれて、青から緑へ変わりました。包装材に色素を混ぜることで、保存中の変化を目で見える表示にできました。

色を濃くすると、フィルムの硬さも変わる

抽出物を増やすと色は濃くなりましたが、引っ張りに対する強さは低下し、伸びやすくなりました。鮮度表示の反応だけでなく、包装として扱える強さとの兼ね合いも、この論文の大事な結果です。

エビの保存中の変化を、青から緑になるフィルムで見るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件と色の変化

エビの保存中の変化を、青から緑になるフィルムで見る

花の抽出物入りフィルムを使い、エビを冷蔵保存

  1. 保存中のフィルム

    青色

  2. pH・鮮度指標が上昇

    緑へ変化

この研究のポイント

エビの指標に対応して青から緑へ

出典:Polymers(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Development of Intelligent Composite Materials from Polyvinyl Alcohol (PVA) and Clitoria ternatea L. Anthocyanin Extract for Shrimp Freshness Monitoring.

著者
Carmona-Cantillo D, Gonzalez-Muñoz G, López-Padilla A, Rico-Rodríguez F, Ortega-Toro R
掲載誌
Polymers 2026; 18 (6): 684
研究対象
花の抽出物を入れたPVAフィルム
研究条件
フィルムの強度や透湿性を測り、冷蔵エビのpHと鮮度指標、色の変化を比較しました。
結果の記録
保存中のエビの指標が変化するにつれ、フィルムにも青から緑への変化が見られました。抽出物の添加はフィルムの力学特性も変えました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Food Packaging and Shelf-Life Research Group (FP&SL), Food Engineering Department, Universidad de Cartagena, Avenida del Consulado Calle 30 No. 48-152, Cartagena de Indias 130015, Colombia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2025

青い花をヨーグルトに入れると、固まり方も変わる?

論文の結論

花の抽出物を加えたヨーグルトは、乳タンパク質の網目が細かく密になり、水分が分離しにくく、粘度も高くなりました。花は色を付けるだけでなく、ヨーグルトの固まり方にも関わる材料でした。

植物を加えれば、どれも同じ食感になるわけではない

比較したショウガでも密な網目ができましたが、ツルレイシ類の葉では大きな塊ができ、水分が分離しやすくなりました。同じように植物の抽出物を加えても、乳タンパク質との組み合わせ次第で食感の変化は逆になります。花の配合では、味や口当たりの評価も上がりました。

青い花をヨーグルトに入れると、固まり方も変わる?の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い花をヨーグルトに入れると、固まり方も変わる?

花の抽出物を加えたヨーグルトの構造と性質

  1. 乳タンパク質の網目

    細かく、密になった

  2. 水分の保ち方

    水分が分離しにくくなった

  3. 流れにくさ

    粘度が高くなった

この研究のポイント

水分が分離しにくいヨーグルトに

出典:Food science & nutrition(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Potential Applications of Zingiber officinale, Clitoria ternatea, and Coccinia grandis for Enhancing the Functionality of Set Yogurts.

著者
Jayaweera Y, Silva M, Chandrapala J, Liyanage R, Jayathunge KGLR, Alahakoon AU
掲載誌
Food science & nutrition 2025; 13 (7): e70475
研究対象
花、ショウガ、ツルレイシ類の葉の抽出物を加えたヨーグルト
研究条件
それぞれの配合で、好み、酸度、乳タンパク質の構造、粘度や離水を比較しました。
結果の記録
花とショウガの配合ではゲルの網目が密になり、離水が少なく粘度が高くなりました。葉の配合では異なる変化が見られました。
補足
特定の食品配合と試験条件での結果です。家庭のレシピの推奨、個々の商品の保存期限、ヒトの健康効果は判断できません。
著者の所属
Department of Biosystems Technology, Faculty of Technology University of Sri Jayewardenepura Homagama Sri Lanka.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2023

ご飯の青さと好みを、花の抽出量で比べる

論文の結論

花の水抽出物を使うと、ご飯を薄い青から濃い青まで着色できました。比較した0.2〜0.8%の抽出条件では0.6%が好みの評価で選ばれ、青いご飯を作る配合の目安が、このレシピの中で得られました。

青が残っていても、色素の量は減っていた

遮光した保存では8日間、青い見た目は保たれました。一方、アントシアニンと総ポリフェノール量は保存中に減りました。目で見える色が一定でも、中の成分が一定とは限らないことを、同じご飯で確かめています。

ご飯の青さと好みを、花の抽出量で比べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

ご飯の青さと好みを、花の抽出量で比べる

花の水抽出条件0.2〜0.8%を変え、ご飯の色と好みを比較

  1. ご飯の色

    薄い青から濃い青まで着色

  2. このレシピで選ばれた条件

    好みの評価で0.6%が選ばれた

この研究のポイント

青いご飯では0.6%抽出が好評

出典:Journal of food science and technology(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A natural blue colorant from butterfly pea (Clitoria ternatea) petals for traditional rice cooking.

著者
Maneechot O, Hahor W, Thongprajukaew K, Nuntapong N, Bubaka S
掲載誌
Journal of food science and technology 2023; 60 (8): 2255-2264
研究対象
花びらの水抽出物で色を付けたご飯
研究条件
抽出濃度を変えて色や好みを比較し、遮光した保存中の変化も測りました。
結果の記録
抽出濃度で青の濃さが変わり、官能評価では0.6%の抽出条件が選ばれました。保存中は色が保たれても成分量は減りました。
補足
試験した炊飯法での結果です。色が変わらないことだけで、ご飯の安全性や保存期限は判断できません。
著者の所属
Division of Health and Applied Sciences, Faculty of Science, Prince of Songkla University, Songkhla, 90110 Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品・官能試験2019

花の抽出液・ステビア・ライムを組み合わせた飲料づくり

論文の結論

花の水抽出物を使い、ステビアとライムを組み合わせた飲料から、好みの評価で選ばれる配合が得られました。試験管内の抗酸化指標は確認された一方、調べた糖質分解酵素への阻害作用は検出されませんでした。

一つの測定で反応しても、別の測定では反応しない

飲料は味の評価だけでなく、28日間の品質変化と成分の試験も調べられています。『植物成分がある』という一括りではなく、飲み物としての好みと、それぞれの測定結果を分けている点が参考になります。

  • 配合を比較
  • 28日間の品質評価
花の抽出液・ステビア・ライムを組み合わせた飲料づくりの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

ライムや甘味料と組み合わせると、どうなる?

花の水抽出物・ステビア・ライムを組み合わせた飲料

  1. 味の配合を選ぶ

    好みの評価で選ばれる組み合わせを得た

  2. 試験管内で確かめる

    抗酸化指標は確認/調べた糖質分解酵素の阻害は検出されず

この研究のポイント

好評な配合を選定、酵素阻害は検出なし

出典:Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A Commercial Potential Blue Pea (Clitoria ternatea L.) Flower Extract Incorporated Beverage Having Functional Properties

著者
Suraweera Arachchilage Tharindu Lakshan, Nileththi Yasendra Jayanath, Walimuni Prabhashini Kaushalya Mendis Abeysekera, Walimuni Kanchana Subhashini Mendis Abeysekera
掲載誌
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine 2019; 2019: 2916914
研究対象
花の水抽出液、ステビア抽出物、ライムを組み合わせた飲料
研究条件
水の温度・時間・花の量から抽出条件を検討しました。複数の飲料配合を官能評価で比べ、試験管内の指標と28日間の品質も調べています。
結果の記録
色や全体の好みの評価から一つの配合が選ばれました。試験管内の抗酸化指標が測定された一方、でんぷんなどの分解に関わる酵素の阻害は検出されませんでした。
補足
特定の配合と保存条件の食品開発試験です。市販の飲料の賞味期限や、人が飲んだときの血糖・健康効果を示していません。
著者の所属
University of Peradeniya、Industrial Technology Institute、University of Colombo(スリランカ)論文掲載時の所属
確認した資料
論文全文(PMC)
図解について
食品開発の手順と一部の結果を要約しています。人体への作用や、当社飲料の保存性を測ったものではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2025

花の色素を、時間と温度の履歴を示すインクにする

論文の結論

花の色素と添加剤を使う印刷インクは、時間と温度に応じて色が変わり、豚肉の鮮度変化を追う表示として試されました。保存温度と経過時間の組み合わせを、色の変化で表す設計です。

今の温度より、これまでの温度の履歴を見る

温度計が示すのは測った瞬間の温度ですが、このインクは時間がたつ間の色の変化を使います。研究では色変化の速さと温度の関係を調べ、食品が変化する速さに合わせることを検討しています。pHに反応するフィルムとは違う仕組みの表示です。

花の色素を、時間と温度の履歴を示すインクにするの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

花の色素を、時間と温度の履歴を示すインクにする

花の色素と添加剤を使う、時間・温度で表示が変わるインク

  1. 変える条件

    保存温度と経過時間

  2. インクの応答

    条件に応じて色が変わる

  3. 食品での試験

    豚肉の鮮度変化を追う表示に

この研究のポイント

時間と温度を色の変化で表示

出典:International journal of biological macromolecules(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Development and application of a time-temperature hydroxyethyl cellulose ink based on Clitoria ternatea L. blue petals anthocyanin and N-Hydroxyphthalimide for food freshness monitoring.

著者
Song A, Wu Y, Li C
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2025; 299: 140060
研究対象
花の色素、セルロース誘導体などを使う表示インク
研究条件
紙への印刷と色変化の速度を調べ、豚肉の鮮度を追う用途にも適用しました。
結果の記録
時間と温度による色の変化を利用するインクが試作され、食品品質の変化との対応が検討されました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
College of Home and Art Design, Northeast Forestry University, Harbin 150040, PR China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2022

同じ青いフィルムで、牛乳・豚肉・エビを見分ける

論文の結論

花の抽出物入りのアルギン酸フィルムは、牛乳の変化では青から紫、豚肉やエビの変化では青から緑へ移りました。同じ表示材でも、食品側の変化に応じて示す色が違いました。

『傷むと緑』が、すべての食品に当てはまるわけではない

このフィルムはpHの違いだけでなく、アンモニアや加熱滅菌にも色で応答しました。何がきっかけで変わるかを区別し、対象食品ごとに表示を合わせる必要があります。花の色素を使う鮮度表示に、共通の一色だけの答えはありません。

同じ青いフィルムで、牛乳・豚肉・エビを見分けるの研究テーマを表す挿絵
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条件によって分かれる反応

同じ青いフィルムで、牛乳・豚肉・エビを見分ける

同じ花の抽出物入りアルギン酸フィルムでも、食品によって変わる色が違う

バタフライピーの抽出物
  1. 牛乳の保存試験

    青から紫へ

  2. 豚肉・エビの保存試験

    青から緑へ

この研究のポイント

牛乳で紫、肉やエビで緑へ

出典:International journal of biological macromolecules(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Active-intelligent and biodegradable sodium alginate films loaded with Clitoria ternatea anthocyanin-rich extract to preserve and monitor food freshness.

著者
Santos LG, Alves-Silva GF, Martins VG
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2022; 220: 866-877
研究対象
花の抽出物を10〜40%含むアルギン酸フィルム
研究条件
材料特性、pH応答、分解性などを調べ、牛乳と肉・エビの保存に適用しました。
結果の記録
試験では牛乳の変化で紫、豚肉とエビの変化で緑になるなど、対象食品に応じた色の変化が報告されました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Laboratory of Food Technology, School of Chemistry and Food Engineering, Federal University of Rio Grande, Rio Grande, RS, 96203-900, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色のセンサー・素材分析・材料試験2026

花の色素を絹に結び付け、繰り返し使うpHセンサーにする

論文の結論

酵素を使って花の色素を絹に結び付けると、pHで色が変わる布が作れました。模擬体液での試験に加え、10回の再使用後も色の応答が保たれ、洗濯や摩擦への耐性も確認されました。

一度使う表示から、洗って繰り返す表示へ

模擬汗ではpH4.5で紫、6で青、8で青緑になりました。色素を単に染み込ませるだけでなく、酵素で繊維に結び付けた点が、この研究の工夫です。反応することと、反応を繰り返せることを別々に確かめています。

花の色素を絹に結び付け、繰り返し使うpHセンサーにするの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

花の色素を絹に結び付け、繰り返し使うpHセンサーにする

酵素を使って、花の色素を絹に結び付けた布

  1. 色の応答

    pHに応じて色が変わる

  2. 繰り返し使う

    10回の再使用後も色の応答を保持

  3. 布としての性質

    洗濯や摩擦への耐性も確認

この研究のポイント

10回の再使用後も色の応答を保持

出典:International journal of biological macromolecules(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Durable silk fiber-based colorimetric sensor via laccase-catalyzed grafting of butterfly pea anthocyanins: Performance, characterization, and theoretical mechanism.

著者
Jin Q, Wu W, Wu W, Zhang H, Zhang J, Chang S, Zhou J, Zhou Q, Hu M
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2026; 354: 151354
研究対象
酵素で花の色素を固定した絹の布
研究条件
pHによる色変化、洗濯・摩擦への耐性、繰り返し使用、模擬体液での応答を調べました。
結果の記録
試験した布はpHで色が変わり、繰り返し使用でも応答が保たれました。
補足
模擬体液などでの材料評価です。色だけで健康状態を診断できることや、医療機器としての性能は示していません。
著者の所属
College of Material and Textile Engineering, Jiaxing University, Jiaxing, 314001, PR China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2024

ゼリーに加えた色素の保存中の変化

論文の結論

ゼリーにした花の色素は、保存中に減りました。ただし、色素が減る速さと試験管内の抗酸化指標の変化は一致せず、色の持ちだけで成分全体の変化を判断できないことが示されました。

青さと成分は、同じようには残らない

研究では4℃と25℃で11週間を比べ、抽出液のままの試料とゼリーにした試料も調べています。花から取り出した液体で分かった性質を、そのままデザートにも当てはめることはできません。食品の形にした後の変化まで見る点が、この論文の読みどころです。

  • 4℃・25℃
  • 11週間
ゼリーに加えた色素の保存中の変化の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い色は、保存でどう変わる?

バタフライピーの色素を加えたゼリーの保存試験

  1. 色素を測る

    保存中に色素は減少

  2. 別の指標も測る

    試験管内の抗酸化指標は、色素と同じ変化をしなかった

この研究のポイント

色素量と抗酸化指標は別々に変化

出典:Food Research(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Anthocyanin stability and antioxidant capacity of Clitoria ternatea incorporated jelly

著者
U.H. Zaidan, N.S. Kamaruzaman, F. Azhari, S.S.A. Gani
掲載誌
Food Research 2024; 8 (Suppl. 7): 59–66
研究対象
花の抽出液、砂糖入りゼリー、砂糖なしゼリー
研究条件
4℃と25℃で保存し、11週間にわたって色素量と試験管内の抗酸化指標を調べました。
結果の記録
保存中に色素量が減少しました。色素量と試験管内の抗酸化指標は同じ変化を示さず、抽出液とゼリーでも違いが報告されています。
補足
特定の配合と保存条件で行われた食品試験です。市販品の賞味期限や、食べた人への健康効果を調べたものではありません。
著者の所属
Universiti Putra Malaysia(マレーシア)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文掲載情報・抄録、著者所属大学の機関リポジトリ
図解について
研究手順を簡略化した図です。色の濃さや減少率を表すグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2024

超音波で取り出した青を、ココナッツミルクのゼリーに使う

論文の結論

超音波を使う抽出でも、エタノール濃度・時間・花と液体の割合で回収量が変わりました。条件を調整して得た抽出物は、ココナッツミルクのゼリーを青くする材料として使えました。

抽出装置の中の結果を、デザートまでつなぐ

この試験ではエタノール濃度を下げると抽出収量が増え、単に濃い溶媒を使えば良いわけではありませんでした。抽出物のpHによる光の吸収も調べ、最後にゼリーで着色を確認しています。取り出せる量と、食品で出る色を一続きで扱っています。

超音波で取り出した青を、ココナッツミルクのゼリーに使うの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

超音波で取り出した青を、ココナッツミルクのゼリーに使う

花の色素を超音波で抽出し、ココナッツミルクのゼリーに利用

  1. 条件を変える

    エタノール濃度・時間・花と液体の割合

  2. 抽出量を比べる

    組み合わせによって回収量が変化

  3. 食品に加える

    抽出物でゼリーを青く着色

この研究のポイント

抽出条件を調整しゼリーを着色

出典:Food chemistry: X(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Optimization of ultrasonic assisted ethanolic extraction for natural pigments from butterfly pea flower applied in Thai dessert using Box-Behnken approach.

著者
Sai-Ut S, Teksee A, Pongsetkul J, Sinthusamran S, Rawdkuen S
掲載誌
Food chemistry: X 2024; 22: 101484
研究対象
花のエタノール抽出物とココナッツミルクゼリー
研究条件
超音波の時間、溶媒濃度、花との割合を調整し、抽出した色素をゼリーに加えました。
結果の記録
抽出条件によって回収量が変わり、調整した抽出物をゼリーの着色に利用できました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department of Food Science, Faculty of Science, Burapha University, Chonburi, Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
基礎研究成分・分子研究2025

青いお茶の渋みを、唾液と細胞との関係から考える

論文の結論

お茶の渋みに関わる成分が口の細胞モデルに結び付く強さは、成分の構造とpHによって変わりました。唾液のタンパク質は、その結び付き方を弱めました。

口の中では、成分と唾液の組み合わせが変わる

同じフェノール成分でも、付いている化学構造によって細胞との相互作用は強くも弱くもなりました。酸性と中性でも違いがあり、渋みを成分量だけで説明せず、口の中で何と接するかまで考える研究です。

青いお茶の渋みを、唾液と細胞との関係から考えるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青いお茶の渋みを、唾液と細胞との関係から考える

お茶の渋みに関わる成分と、口の細胞モデルの結び付き

  1. 成分の構造・pHの違い

    細胞モデルへの結び付きの強さが変化

  2. 唾液タンパク質がある条件

    結び付き方が弱まった

この研究のポイント

成分の構造・pH・唾液で結合が変化

出典:Journal of agricultural and food chemistry(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Molecular Insights into the Astringency of Clitoria ternatea Tea: Role of Phenolic Structure, Oral Constituents, and pH.

著者
Silva IE, Vieira J, Guerreiro C, Oliveira J, Brandão E, de Freitas V, Soares S
掲載誌
Journal of agricultural and food chemistry 2025; 73 (42): 26957-26971
研究対象
お茶のフェノール成分と、唾液・口腔細胞のモデル
研究条件
成分の構造、唾液タンパク質、pHを変えて、口腔のモデルへの結合を比較しました。
結果の記録
成分の構造とpHで結合の仕方が変わり、唾液タンパク質は細胞との相互作用を弱めました。
補足
口腔の細胞モデルでの分子研究です。実際に飲んだ人全員の渋みの感じ方を予測したものではありません。
著者の所属
REQUIMTE, LAQV, Department of Chemistry and Biochemistry, Faculty of Sciences, University of Porto, Rua do Campo Alegre, s/n, Porto 4169-007, Portugal.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2024

泡にして乾かすと、花の色素を粉末にしやすい?

論文の結論

花の抽出液を泡にして乾燥すると、配合によって乾燥時間を短くし、色素を保った粉末を作れました。発泡剤は泡の孔を増やし、マルトデキストリンは泡の安定性と色素の保持を高めました。

泡を作る役と、泡を支える役を分ける

選ばれた組み合わせは発泡剤3.5%、マルトデキストリン20%、乾燥温度70℃で、封入効率は98%でした。二つの添加材料は同じ役ではありません。乾きやすくする工夫と、成分を残す工夫を組み合わせて粉末化しています。

泡にして乾かすと、花の色素を粉末にしやすい?の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件によって分かれる反応

泡にして乾かすと、花の色素を粉末にしやすい?

花の抽出液を泡にして乾燥し、粉末にする試験

バタフライピーの抽出物
  1. 発泡剤の役割

    泡の孔を増やす

  2. マルトデキストリンの役割

    泡を安定させ、色素の保持を高める

  3. 配合を調整した結果

    乾燥時間を短くし、色素を保った粉末を作れた

この研究のポイント

泡の配合で乾燥時間と色素保持を調整

出典:Food and Bioproducts Processing.(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Encapsulation of anthocyanin from butterfly pea flowers (Clitoria ternatea L.) extract using foam-mat drying

著者
Maneeratanachot S, Chetpattananondh P, Kungsanant S
掲載誌
Food and Bioproducts Processing. 2024; 145: 105-115
研究対象
花の抽出物に発泡剤とマルトデキストリンを加えた泡
研究条件
配合と乾燥温度を変え、泡の性質、乾燥時間、色素の保持を比較しました。
結果の記録
発泡剤の量で乾燥時間が変わり、マルトデキストリンを増やすと泡の安定性と色素の保持が改善しました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2022

大豆タンパク質とエビの殻から、青い表示フィルムを作る

論文の結論

大豆タンパク質と殻由来のキチンで作ったフィルムに、花の抽出物を加えると、酸性・アルカリ性で色が変わるようになりました。一方、花の添加で引張強度は下がり、表示機能と材料の強さの間に兼ね合いがありました。

色の機能を足すと、強さが変わる

キチンの細かな結晶はエビの殻から取り出しています。大豆と殻の組み合わせで土台を作り、花で色の機能を加える構成です。素材を足すほど全ての性質が良くなるわけではなく、新しい機能と元の性質を一緒に調整する必要があります。

大豆タンパク質とエビの殻から、青い表示フィルムを作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

大豆タンパク質とエビの殻から、青い表示フィルムを作る

大豆タンパク質と殻由来キチンのフィルムに、花の抽出物を添加

  1. 表示の機能

    酸性・アルカリ性で色が変わる

  2. 材料の強さ

    花の添加で引張強度は低下

この研究のポイント

色はpHに応答、引張強度は低下

出典:Current research in food science(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

pH indicator films fabricated from soy protein isolate modified with chitin nanowhisker and Clitoria ternatea flower extract.

著者
Koshy RR, Reghunadhan A, Mary SK, Pillai PS, Joseph S, Pothen LA
掲載誌
Current research in food science 2022; 5: 743-751
研究対象
大豆タンパク質、殻由来のキチン、花の抽出物のフィルム
研究条件
キチンと抽出物を加えた材料の強度、熱・水分特性、酸・アルカリによる色を測りました。
結果の記録
花の抽出物を加えるとpHに応じて色が変わる一方、フィルムの引張強度は低下しました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Postgraduate and Research Department of Chemistry, Bishop Moore College, Mavelikara, 690101, Kerala, India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2026

芋のでんぷんと青い花で、鶏肉の鮮度表示を作る

論文の結論

芋のでんぷん、PVA、花の抽出物で作ったフィルムは、保存中の鶏肉のpHや菌数などの変化に対応して色が変わりました。この配合では抽出物3%のときに、測定した力学特性が最も良くなりました。

花を増やすほど、包装が強くなるわけではない

抽出物を加えるとフィルムは厚くなり、水蒸気は通しにくくなりました。一方、強さには配合ごとの最適点がありました。食品の変化を知らせる機能と、包む素材としての機能を、同時に調整している研究です。

芋のでんぷんと青い花で、鶏肉の鮮度表示を作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

芋のでんぷんと青い花で、鶏肉の鮮度表示を作る

芋のでんぷん・PVA・花の抽出物を組み合わせたフィルム

  1. 鶏肉の保存試験

    pH・菌数などの変化に対応して色が変化

  2. フィルムの配合比較

    抽出物3%で測定した力学特性が最も良好

この研究のポイント

色の反応と材料の強さを配合で調整

出典:Journal of food science(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Fabrication and Characterization of a pH-Responsive Intelligent Packaging Film From Amorphophallus paeoniifolius Starch and Clitoria ternatea Extract for Real-Time Chicken Freshness Monitoring.

著者
Prakruthi LY, Krishnan H, Reddy CK, Kumari T, Vinayagam R
掲載誌
Journal of food science 2026; 91 (1): e70758
研究対象
ゾウコンニャク類のでんぷん、PVA、花の抽出物のフィルム
研究条件
配合による材料特性を測り、鶏肉の保存中の鮮度指標と色の変化を確認しました。
結果の記録
抽出物の量でフィルムの強度などが変わり、鶏肉の指標と対応する色の変化も見られました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Department of Life Sciences, GITAM (Deemed to be University), Visakhapatnam, India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品・官能試験2024

花の乾燥方法と、お茶の色・香り・味の好み

論文の結論

花を電子レンジで乾燥させると、出力と時間によってお茶の色・香り・味の評価が変わりました。比較した範囲では、評価をもとにしたモデルで180W・17分の条件が選ばれました。

乾燥の仕方が、お茶の好みにもつながる

お茶をいれる条件は、乾燥花1g、湯250mL、100℃で7分にそろえています。それでも評価が変わったので、違いは飲む直前のいれ方だけでは説明できません。一方、後味にはモデル上の有意な差がなく、すべての印象が同じように動いたわけではありません。

  • 乾燥条件を比較
  • 7段階で評価
花の乾燥方法と、お茶の色・香り・味の好みの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

乾燥の仕方で、お茶の好みは変わる?

花を電子レンジで乾燥し、お茶の色・香り・味を評価

  1. 乾燥条件を変える

    出力と時間を組み合わせる

  2. お茶の好みを評価

    条件によって色・香り・味の評価が変化

  3. モデルで条件を選ぶ

    比較した範囲では180W・17分

この研究のポイント

乾燥条件で色・香り・味の評価が変化

出典:International Journal of Design & Nature and Ecodynamics(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Sensory Analysis of Butterfly Pea (Clitoria ternatea L.) Flower Tea Drink Using Central Composite Design

著者
Juanda, Sri Hartuti
掲載誌
International Journal of Design & Nature and Ecodynamics 2024; 19 (1): 41–47
研究対象
電子レンジで条件を変えて乾燥した花から作ったお茶
研究条件
乾燥時の出力100・180・300Wと時間7・12・17分を組み合わせました。乾燥花1gを250mLの熱湯で7分抽出し、色・香り・味・後味の好みを7段階で評価しています。
結果の記録
乾燥条件は色・香り・味の評価に有意な影響を示し、後味ではモデル全体の有意差が認められませんでした。試験のモデルでは180W・17分が適した条件として選ばれました。
補足
特定の装置・試料・評価者での好みの試験です。家庭の機器で同じ結果になるか、すべての人が同じ味を好むかは分かりません。健康効果は調べていません。
著者の所属
Universitas Syiah Kuala(インドネシア)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文全文
図解について
乾燥から官能評価までの研究手順を図示しています。機器の操作方法や家庭での調理推奨ではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2024

牛肉の変化を、紫・青・緑のフィルムで見る

論文の結論

加工したジャガイモでんぷん、ペクチン、花の色素、銀ナノ粒子で作ったフィルムは、冷蔵牛肉の変化を紫・青・緑で示しました。この保存試験では、4日目と7日目の鮮度の違いにも色が対応しました。

一度変わるだけでなく、段階を色で分ける

試験では紫を新鮮、青を鮮度が落ちた段階、緑を腐敗した段階に対応付けています。こうした色の意味は、食品の鮮度指標と実際に照合して初めて決まります。色素の反応を調べるだけでなく、牛肉を使って表示の意味を確かめた点が特徴です。

牛肉の変化を、紫・青・緑のフィルムで見るの研究テーマを表す挿絵
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条件と色の変化

牛肉の変化を、紫・青・緑のフィルムで見る

加工したジャガイモでんぷん・ペクチン・花の色素・銀ナノ粒子のフィルム

  1. 冷蔵牛肉の保存

    紫・青・緑の変化を観察

  2. 4日目と7日目

    鮮度の違いにも色が対応

この研究のポイント

牛肉の変化を紫・青・緑で表示

出典:International journal of biological macromolecules(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Potato oxidized hydroxypropyl starch/pectin-based indicator film with Clitoria ternatea anthocyanin and silver nanoparticles for monitoring chilled beef freshness.

著者
Cao Y, Song Z, Dong C, Zhang L, Yu Q, Han L
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2024; 273 (Pt 2): 133106
研究対象
加工でんぷん、ペクチン、花の色素、銀ナノ粒子のフィルム
研究条件
材料特性とアンモニアへの色反応を測り、冷蔵牛肉の鮮度指標と比較しました。
結果の記録
試験では牛肉の状態に対応する紫・青・緑への色変化が報告されました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
College of Food Science and Engineering, Gansu Agricultural University, Lanzhou, China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2025

絹のタンパク質で、花の抽出物を熱から守る

論文の結論

花の抽出物を絹由来のタンパク質の微粒子に包むと、加熱後の試験管内の抗酸化反応が保たれやすくなりました。70℃で4時間後のDPPH反応は、包んだ試料で約85%、包まない抽出物で約17%でした。

色素を変える代わりに、周りに守る構造を作る

花の抽出物をそのまま熱にさらすのではなく、絹のフィブロインと高分子を使って囲っています。熱に弱い成分の使い方を考えるとき、成分自体の性質だけでなく、何に包むかでも測定結果が変わると分かります。

絹のタンパク質で、花の抽出物を熱から守るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

絹のタンパク質で、花の抽出物を熱から守る

70℃で4時間後のDPPH反応を、包んだ抽出物と包まない抽出物で比較

  1. 絹由来タンパク質に包む

    約85%を保持

  2. 包まない抽出物

    約17%を保持

この研究のポイント

包んだ抽出物は加熱後の反応を保持

出典:ACS omega(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Green-Engineered PEI/PVA-Functionalized Silk Fibroin Nanoparticles for Heat-Stable Delivery of Clitoria ternatea L. Anthocyanins: Formulation, Characterization, and Sustainability Assessment.

著者
Giang TT, Duc CKT, Ha PTM, Hone N, Tram DTN, Nguyen NY, Luong HVT, Tran QTB, Nguyen MQ, Pham DT
掲載誌
ACS omega 2025; 10 (34): 38703-38718
研究対象
花の抽出物を包んだシルクフィブロインの微粒子
研究条件
粒子への封入と構造を調べ、70℃で4時間処理した後のDPPH指標を比較しました。
結果の記録
試験した微粒子では、熱処理後のDPPH指標が包まない抽出物より保たれました。
補足
特定の粒子と試験管内指標での結果です。食べられる製品としての認可や人体への効果は示していません。
著者の所属
Faculty of Technology, Dong Nai Technology University, Dong Nai 76000, Vietnam.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
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図解について
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色のセンサー・素材分析・材料試験2024

花の抽出物を試薬にして、飲み物の酸度を測る

論文の結論

花の抽出物を試薬にする装置で、飲料の総酸度を1時間に120試料測定できました。標準的な滴定法と同程度の正確さと精密さを保ち、測定を速くする方法が示されました。

花の色が、飲料を作る現場の検査に使える

装置の流路内で試料を薄め、花の色素の吸収変化を測ります。家庭で色を見る実験から、条件をそろえて大量の試料を測る仕組みへ発展させた方法です。飲料に色を付ける側だった素材を、飲料を測る側に回しています。

花の抽出物を試薬にして、飲み物の酸度を測るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

花の抽出物を試薬にして、飲み物の酸度を測る

花の抽出物を試薬にした、飲料の総酸度を測る装置

  1. 測定の速さ

    1時間に120試料

  2. 測定の確かさ

    標準的な滴定法と同程度の正確さ・精密さ

この研究のポイント

標準法並みの測定で毎時120試料

出典:Journal of AOAC International(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Reverse Flow Injection Spectrophotometric Determination of Total Acidity in Beverages Using Butterfly Pea Flower Extract.

著者
Deecharoenchaiyakul P, Tangtreamjitmun N
掲載誌
Journal of AOAC International 2024; 107 (2): 260-266
研究対象
飲料試料と花由来の色素試薬
研究条件
流れの中で試料と試薬を混ぜ、吸収の変化から酸度を測り、標準的な滴定法と比較しました。
結果の記録
試験した装置では標準法に匹敵する精度で、1時間に120試料を処理する方法が報告されました。
補足
分析装置と校正を用いる酸度測定です。飲料の色を目で見るだけで酸度や安全性が分かるわけではありません。
著者の所属
Department of Chemistry, Faculty of Science, Burapha University,169 Longhardbangsean Road, Mueng, Chonburi, 20131, Thailand.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2023

青い花入りの二層フィルムで、サーモンの保存を比べる

論文の結論

花の抽出物を加えた二層フィルムは、4℃で12日保存したサーモンの微生物や脂質酸化の変化を遅らせました。一方、フィルムに殺真菌作用はなく、すべての微生物に同じように働く結果ではありませんでした。

保存の変化を、菌と酸化の両方から追う

海藻由来のフルセラランとゼラチン加水分解物を使い、花の抽出物は一層目に入れています。完成した材料をサーモンに使って確かめた点が特徴です。成分単独の試験から、実際の食品と包装の組み合わせへ進んでいます。

青い花入りの二層フィルムで、サーモンの保存を比べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い花入りの二層フィルムで、サーモンの保存を比べる

花の抽出物入り二層フィルムで、サーモンを4℃・12日間保存

  1. 保存中の変化

    微生物や脂質酸化の変化を遅らせた

  2. 確認されなかった働き

    殺真菌作用はなかった

この研究のポイント

サーモンの微生物・酸化の変化が遅延

出典:Food chemistry(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

The influence of aqueous butterfly pea (Clitoria ternatea) flower extract on active and intelligent properties of furcellaran Double-Layered films - in vitro and in vivo research.

著者
Grzebieniarz W, Tkaczewska J, Juszczak L, Kawecka A, Krzyściak P, Nowak N, Guzik P, Kasprzak M, Janik M, Jamróz E
掲載誌
Food chemistry 2023; 413: 135612
研究対象
海藻由来のフルセラランなどを使う二層フィルム
研究条件
花の抽出物を加え、菌への作用と冷蔵サーモンの12日間の変化を調べました。
結果の記録
試験したフィルムはサーモンの微生物・酸化指標の変化を遅らせました。一方、殺真菌作用は認められませんでした。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Department of Chemistry, University of Agriculture, Balicka Street 122, PL-30-149 Kraków, Poland.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2021

ジュースの変化を知らせる、花入りフィルム

論文の結論

花の色素を加えたキトサン・PVAフィルムは、25℃で72時間保存したジュースに色の変化を示しました。暗所では4℃と25℃で色が安定し、周囲のpHに応じた表示材として検討されました。

使う前は色を保ち、使うときに色を変えたい

表示材は、保存中に勝手に色が変わってしまうと使いにくくなります。この研究はpHへの応答に加え、暗所での色の安定性と色素の溶出も調べています。24時間の溶出は2%以下で、反応と色素の保持の両方を確認しています。

ジュースの変化を知らせる、花入りフィルムの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

ジュースの変化を知らせる、花入りフィルム

花の色素入りキトサン・PVAフィルムで、ジュースの変化を観察

  1. 25℃・72時間の保存

    ジュースで色の変化を表示

  2. 暗所でのフィルムの安定性

    4℃と25℃で色が安定

この研究のポイント

ジュースの保存中にフィルムの色が変化

出典:International journal of biological macromolecules(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Chitosan-poly(vinyl alcohol) intelligent films fortified with anthocyanins isolated from Clitoria ternatea and Carissa carandas for monitoring beverage freshness.

著者
Singh S, Nwabor OF, Syukri DM, Voravuthikunchai SP
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2021; 182: 1015-1025
研究対象
花またはカリッサの抽出物を含むキトサン・PVAフィルム
研究条件
pHと保存条件への反応、成分の溶出などを測り、ジュースの保存でも色を観察しました。
結果の記録
花入りフィルムはジュース保存中に色が変わり、暗所では試験した温度で色の安定性が見られました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Natural Product Research Center of Excellence, Division of Biological Science, Faculty of Science, Prince of Songkla University, Hat Yai, Songkla 90112, Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
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図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2024

ヤギ乳の発酵食品に、青い花とはちみつを加える

論文の結論

発酵ヤギ乳に花の抽出物とはちみつを加えると、色、成分量、乳酸菌数などが変わりました。一方、この試験ではpHと滴定酸度に差がなく、乳酸菌数の変化と酸っぱさに関わる指標は同じようには動きませんでした。

菌が増えても、酸度が上がるとは限らない

はちみつは明るさや黄色みを増やし、花の抽出物は別の方向に色を変えました。複数素材を加えた食品では、一つの変化から全体の変化を予測できません。色、菌数、酸度をそれぞれ測る意味がよく分かる例です。

ヤギ乳の発酵食品に、青い花とはちみつを加えるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

ヤギ乳の発酵食品に、青い花とはちみつを加える

発酵ヤギ乳に、花の抽出物とはちみつを添加

  1. 変わった指標

    色・成分量・乳酸菌数など

  2. 差がなかった指標

    pH・滴定酸度

この研究のポイント

菌数などは変化、酸度には差なし

出典:Preventive nutrition and food science(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Evaluation of Fermented Goat Milk Quality Lactobacillus plantarum SNT13 Enhanced with Clitoria ternatea Flower Extract and Stingless Bee Honey (Heterotrigona itama).

著者
Melia S, Juliyarsi I, Aritonang SN, Setiawan RD, Rusdimansyah
掲載誌
Preventive nutrition and food science 2024; 29 (4): 546-553
研究対象
花の抽出物とハリナシバチのはちみつを加えた発酵ヤギ乳
研究条件
配合を変えて成分、色、乳酸菌数、pHと酸度などを測りました。
結果の記録
色や乳酸菌数などは変化しましたが、試験した条件ではpHと滴定酸度には影響がありませんでした。
補足
特定の食品配合と試験条件での結果です。家庭のレシピの推奨、個々の商品の保存期限、ヒトの健康効果は判断できません。
著者の所属
Department of Animal Products Technology, Faculty of Animal Science, Universitas Andalas, Padang 25163, Indonesia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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総説システマティックレビュー2023

色の変化で食品の鮮度を知らせる包装材の研究

論文の結論

花の色素を包装フィルムに組み込む研究では、食品の変化に伴うpHの違いを色で示す用途が報告されています。この総説は、色素を支える素材が違うと、強さや水分への性質も変わることを整理しています。

同じ色素でも、入れる素材で包装の性質が変わる

食品包装に必要なのは、色が変わることだけではありません。破れにくさ、水分の通しにくさ、色の安定性も必要です。複数の素材を見比べると、鮮度表示を作る研究が、色素と包装材の組み合わせを探す研究でもあることが分かります。

  • 総説
  • 2010〜2023年の研究
  • 包装材
色の変化で食品の鮮度を知らせる包装材の研究の研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

色の変化を、鮮度の表示に使える?

色で食品の鮮度変化を示す包装材を整理した総説

バタフライピーをめぐる研究
  1. 花の色素

    食品の変化に伴うpHの違いを色で表示

  2. 色素を支える素材

    素材により強さや水分への性質が変わる

この研究のポイント

表示機能と包装材の性質を整理

出典:Polymers(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A Systematic Review of Butterfly Pea Flower (Clitoria ternatea L.): Extraction and Application as a Food Freshness pH-Indicator for Polymer-Based Intelligent Packaging

著者
Nur Nabilah Hasanah, Ezzat Mohamad Azman, Ashari Rozzamri, Nur Hanani Zainal Abedin, Mohammad Rashedi Ismail-Fitry
掲載誌
Polymers 2023; 15 (11): 2541
研究対象
花の色素を高分子フィルムに取り込む包装材に関する既存研究
研究条件
2010年から2023年4月までの、英語で全文を参照できる研究を対象に文献を選び、材料の性質と食品への応用を整理しました。
結果の記録
色素を取り込むフィルムの種類によって材料の性質は異なり、pHに応じた色の変化を鮮度表示へ利用する研究が報告されています。
補足
研究段階の材料をまとめた総説です。色だけで食べられるかどうかを判断できることや、市販の包装材すべての性能を示すものではありません。
著者の所属
Universiti Putra Malaysia(マレーシア)論文掲載時の所属
確認した資料
論文全文(PMC)
図解について
総説に含まれる開発の考え方を整理した図です。使用可能な包装材の認証や安全判定の手順ではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色のセンサー・素材分析・材料試験2026

花の成分を、魚介類の鉛を測る道具にする

論文の結論

花の色素成分を樹脂に固定すると、試料中の鉛を集めて分析装置で測る材料として使えました。エビとイカの試料でも測定でき、植物由来の成分を分析の前処理に使う方法が示されました。

色素が『測る前に集める』役を担う

この方法では、まず樹脂に鉛を捕まえ、次に酸で取り出して原子吸光分析にかけます。花の色を見る検査ではなく、測りたい物質を集める道具として花の成分を使う、意外な応用です。

花の成分を、魚介類の鉛を測る道具にするの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

花の成分を、魚介類の鉛を測る道具にする

花の色素成分を樹脂に固定し、魚介類の鉛の分析に利用

  1. 試料から集める

    固定した成分で鉛を集める

  2. 装置で測る

    分析の前処理として利用

  3. 食品試料で確かめる

    エビとイカでも測定できた

この研究のポイント

鉛を集める分析材料に

出典:Analytical methods : advancing methods and applications(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A green SPE sorbent based on butterfly pea anthocyanin extract immobilized on Amberlite XAD-1600N for Pb(II) determination by FAAS.

著者
Sanguthai S, Khumpaitool B, Pandecha K
掲載誌
Analytical methods : advancing methods and applications 2026; 18 (13): 2734-2747
研究対象
花の色素を固定した分析用樹脂
研究条件
樹脂で鉛を集め、原子吸光分析で測る方法を調整し、エビとイカの試料に適用しました。
結果の記録
花由来の成分を使う樹脂で鉛を濃縮し、魚介類試料の測定に利用できました。
補足
分析装置と前処理を使う研究です。花のお茶が体内の鉛を除去することを示すものではありません。
著者の所属
Department of Chemistry, Faculty of Science, Udon Thani Rajabhat University, Udon Thani 41000, Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2023

水の中の油、その中の水に青い色素を入れる

論文の結論

花の抽出物を『水の中の油、その中の水』という二重の乳化構造に入れ、安定させる配合が得られました。ナノ結晶セルロースを増やすと網目が強くなり、比較した一部の配合では7日間、構造が安定していました。

液体を、入れ子の構造で支える

油と水はそのままでは混ざりにくいため、内側と外側で支える材料を分けています。セルロースが増えると粘りや粒径も変わり、ゲルのような状態になりました。構造が安定でも色素量は保存中に減っており、形の安定と成分の保持は別々の結果です。

水の中の油、その中の水に青い色素を入れるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

水の中の油、その中の水に青い色素を入れる

花の抽出物を入れた「水の中の油、その中の水」という乳化構造

  1. 内側に入れる

    花の抽出物を二重の乳化構造に封入

  2. 網目を強める

    ナノ結晶セルロースを増やす

  3. 保存して確かめる

    一部の配合で7日間、構造が安定

この研究のポイント

配合により二重乳化構造が安定

出典:Foods (Basel, Switzerland)(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Anthocyanin-Rich Butterfly Pea Petal Extract Loaded Double Pickering Emulsion Containing Nanocrystalline Cellulose: Physicochemical Properties, Stability, and Rheology.

著者
Koirala P, Sriprablom J, Winuprasith T
掲載誌
Foods (Basel, Switzerland) 2023; 12 (22): 4173
研究対象
花の抽出物を含む二重乳化物
研究条件
ナノ結晶セルロースと乳化剤の割合を変え、粒の構造、粘り、7日間の安定性を比較しました。
結果の記録
配合によって粒径や色、ゲルのような網目構造が変わり、安定した二重乳化物を作る条件が見つかりました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Institute of Nutrition, Mahidol University, Nakhon Pathom 73070, Thailand.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用成分試験2021

pHと温度で変わる色と保存安定性

論文の結論

花の色素はpHで色が変わり、温度が高いほど分解しやすくなりました。比較したpH0.5・7・10の中ではpH7で熱に対する安定性が高く、低温にすることも色素を保つ助けになりました。

色を変える条件と、色を保つ条件を分ける

この研究はpH0.5〜13という広い範囲で色を観察しています。酸を加えて色が変わる楽しさの一方で、pHは保存中の分解にも関わります。目指す色を作ることと、その色を保つことは、同じ問題ではありません。

  • pH 0.5〜13
pHと温度で変わる色と保存安定性の研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

pHと温度は、青い色素にどう関わる?

花の色素のpHと温度を変え、色と分解のしやすさを比較

  1. pH0.5・7・10の比較

    熱への安定性はpH7で高かった

  2. 温度の比較

    高温ほど分解しやすく、低温は保持の助けに

この研究のポイント

低温と、試験したpH7で色素が安定

出典:Molecules(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Spectral Characteristic, Storage Stability and Antioxidant Properties of Anthocyanin Extracts from Flowers of Butterfly Pea (Clitoria ternatea L.)

著者
Xueying Fu, Qiang Wu, Jian Wang, Yanli Chen, Guopeng Zhu, Zhixin Zhu
掲載誌
Molecules 2021; 26 (22): 7000
研究対象
バタフライピーの花から抽出したアントシアニン
研究条件
酸性・アルカリ性の度合いを示すpHを0.5〜13に変え、色と吸収スペクトルを調べました。pHと温度を組み合わせ、保存中の安定性も比較しています。
結果の記録
温度が高いほど安定性が低下しました。試験した条件では、pH 7での熱に対する安定性がpH 0.5や10より高く、低温保存で色素が保たれる傾向が報告されています。
補足
抽出物の成分試験です。家庭でいれたお茶や、他の材料と混ぜた食品では条件が変わります。健康効果を調べたヒト試験ではありません。
著者の所属
Hainan University(中国)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文全文PDF
図解について
比較した条件と測定内容を示す図です。実測の色見本や数値グラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2020

サゴでんぷんに青い花を加え、鶏肉の変化を色で見る

論文の結論

サゴでんぷんに花の色素を加えたフィルムは、保存中の鶏胸肉のpH変化に応じて色が変わりました。でんぷんを、色の反応を支える表示材として使う方法が示されました。

食品の変化を、pHを通して間接的に見る

フィルムが反応するのは、肉の見た目そのものではなく、微生物の働きなどに伴う化学的な環境の変化です。研究では複数の保存条件で鶏肉を試しています。色素の反応と食品側の変化を照合することが、表示を作るための中心になっています。

サゴでんぷんに青い花を加え、鶏肉の変化を色で見るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

サゴでんぷんに青い花を加え、鶏肉の変化を色で見る

サゴでんぷんを、花の色素が反応する表示材の土台に

  1. フィルムを作る

    サゴでんぷんに花の色素を加える

  2. 鶏むね肉を保存

    保存中のpHの変化を調べる

  3. 表示を観察

    pH変化に応じて色が変わった

この研究のポイント

鶏肉のpH変化を色で表示

出典:Journal of Food Safety(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Development of sago (Metroxylon sagu)‐based colorimetric indicator incorporated with butterfly pea (Clitoria ternatea) anthocyanin for intelligent food packaging

著者
Ahmad AN, Abdullah Lim S, Navaranjan N
掲載誌
Journal of Food Safety 2020; 40 (4): Not Available
研究対象
サゴでんぷんと花の色素のフィルム
研究条件
pH応答、溶解・膨潤、構造を調べ、複数の保存条件の鶏胸肉で試しました。
結果の記録
試験したフィルムは鶏肉の変化に伴うpHの違いを、目で見える色として示しました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2022

サトウキビのワックスと青い花で、エビの表示フィルムを作る

論文の結論

寒天と花の抽出物のフィルムにサトウキビワックスを加えると、光を遮る性質や力学特性を調整できました。酸性条件やアンモニアで色が変わり、エビの鮮度表示向けの素材として検討されました。

青い色素を支える、植物のワックス

ワックスの添加は光を遮る性質を高めましたが、伸びやすさと水蒸気の通しやすさには有意な差がありませんでした。素材を足した効果は項目によって異なります。花の色の反応に、光を遮る機能を組み合わせた包装の設計です。

サトウキビのワックスと青い花で、エビの表示フィルムを作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

サトウキビのワックスと青い花で、エビの表示フィルムを作る

寒天・花の抽出物のフィルムに、サトウキビワックスを添加

  1. 材料としての性質

    光を遮る性質や力学特性を調整

  2. 色の応答

    酸性条件やアンモニアで変色し、エビの表示材として検討

この研究のポイント

ワックスで遮光性と材料特性を調整

出典:Food chemistry(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Intelligent colorimetric pH sensoring packaging films based on sugarcane wax/agar integrated with butterfly pea flower extract for optical tracking of shrimp freshness.

著者
Hashim SBH, Elrasheid Tahir H, Liu L, Zhang J, Zhang J, Zhai X, Ali Mahdi A, Nureldin Awad F, Hassan MM, Xiaobo Z, Jiyong S
掲載誌
Food chemistry 2022; 373 (Pt B): 131514
研究対象
サトウキビワックス、寒天、花の抽出物のフィルム
研究条件
ワックスの配合を変え、光を遮る性質、力学特性、pHとアンモニアへの色応答を測りました。
結果の記録
ワックスが材料の性質と遮光性を変え、花の色素によるpH応答を使った表示材料として検討されました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
School of Food and Biological Engineering, Jiangsu University, 301 Xuefu Rd., 212013 Zhenjiang, Jiangsu, China; Department of Food Technology, Faculty of Agricultural Technology and Fish Sciences, Alneelain University, Khartoum, Sudan.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2020

青い花の色を、光と熱から保つ条件を探す

論文の結論

花の色素はpHを変えると色が変わり、条件を戻すと色も戻りました。また、pH5.4の抽出物にフラクトオリゴ糖を加えると、光による色素の分解が抑えられました。

色が戻る反応と、色素が壊れる変化は違う

酸やアルカリで色を切り替えることと、光に当てて色素を失うことは同じではありません。この研究は、その両方を扱っています。糖の添加も、どのpH・どの光条件で効くかを確かめており、保存の工夫が条件次第であることが分かります。

青い花の色を、光と熱から保つ条件を探すの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い花の色を、光と熱から保つ条件を探す

花の色素のpH応答と、光に対する安定性を調べた試験

  1. pHを変え、元に戻す

    色が変わり、条件を戻すと色も戻った

  2. pH5.4で糖を添加

    フラクトオリゴ糖が光による色素の分解を抑えた

この研究のポイント

pHで色が戻り、糖添加で光分解を抑制

出典:Food chemistry(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Phenolic composition by UHPLC-Q-TOF-MS/MS and stability of anthocyanins from Clitoria ternatea L. (butterfly pea) blue petals.

著者
Escher GB, Wen M, Zhang L, Rosso ND, Granato D
掲載誌
Food chemistry 2020; 331: 127341
研究対象
粗抽出物と部分精製した花の成分
研究条件
pH、温度、光、フラクトオリゴ糖の有無を変え、色の戻り方や安定性を調べました。
結果の記録
pHに応じた可逆的な色変化が見られ、一部の条件ではフラクトオリゴ糖の添加が光による色素分解を抑えました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Food Science and Technology Graduate Program, State University of Ponta Grossa, 84030-900 Ponta Grossa, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色のセンサー・素材分析・材料試験2020

青から紫への変化で、水中のイオンを見つける

論文の結論

花の水抽出物は、比較した陰イオンの中で硫酸水素イオンに対し、青から紫へのはっきりした変化を示しました。管理した溶液中で、色を使ってこのイオンを見つける分析方法が検討されました。

色が変わった理由を、イオンの違いで比べる

目で見える変化に加え、光の吸収でも68nmの移動が測定されました。見た目の反応を分析装置の結果と重ね、他のイオンとの違いを確かめています。花の抽出液が、条件を決めて使う分析試薬にもなり得るという応用です。

青から紫への変化で、水中のイオンを見つけるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件と色の変化

青から紫への変化で、水中のイオンを見つける

管理した溶液中で、花の水抽出物と陰イオンの反応を比較

  1. 花の水抽出物

    青色

  2. 硫酸水素イオンへの反応

    はっきりした紫への変化

この研究のポイント

硫酸水素イオンで青から紫へ

出典:Spectrochimica acta. Part A, Molecular and biomolecular spectroscopy(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Butterfly pea (Clitoria ternatea) extract as a green analytical tool for selective colorimetric detection of bisulphate (HSO4-) ion in aqueous medium.

著者
Rana P, Murmu N, Padhan SK, Sahu SN
掲載誌
Spectrochimica acta. Part A, Molecular and biomolecular spectroscopy 2020; 237: 118376
研究対象
花の水抽出物と、複数種類の陰イオン
研究条件
イオンとの反応を、目で見える色と吸収・蛍光の測定で比較しました。
結果の記録
試験条件では硫酸水素イオンに対して青から紫の変化を示し、他のイオンとの違いが見られました。
補足
管理した溶液中での分析研究です。家庭の水質を色だけで安全判定する方法ではありません。
著者の所属
School of Chemistry, Sambalpur University, Jyoti Vihar, Burla 768 019, Odisha, India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2025

二つの青い色素を組み合わせて、水と油を安定させる

論文の結論

フィコシアニンに花の色素を結び付けると、水と油の境目を安定させる粒子になりました。その粒子で作った油分の多い乳化物は、保存中の安定性が高まり、光にさらしたときも内側のアスタキサンチンを保ちやすくなりました。

二つの青を、乳化物を支える材料にする

フィコシアニン単独では弱かった構造を、花の色素との組み合わせで変えています。粒子が油滴の周りを支え、全体は自立するゲルのような網目になりました。青い成分を着色料として混ぜるだけでなく、食品の構造を作る役に使っています。

二つの青い色素を組み合わせて、水と油を安定させるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

二つの青い色素を組み合わせて、水と油を安定させる

フィコシアニンと花の色素を組み合わせた、乳化物を支える粒子

  1. 粒子を作る

    二つの色素を結び付ける

  2. 水と油の境目を支える

    油分の多い乳化物の保存安定性が向上

  3. 内側の成分を保つ

    光にさらした際のアスタキサンチン保持も改善

この研究のポイント

二つの青で乳化物の安定性が向上

出典:Food research international (Ottawa, Ont.)(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Phycocyanin-butterfly pea (Clitoria ternatea L.) anthocyanin nanoparticles as novel high internal phase Pickering emulsion stabilizers with antioxidant and UV shielding properties.

著者
Yu J, Zhao Y, Li L, Molaveisi M, Shi Q
掲載誌
Food research international (Ottawa, Ont.) 2025; 211: 116419
研究対象
フィコシアニンと花の色素で作った粒子
研究条件
粒子の結合や表面の性質を調べ、油分の多い乳化物の安定化に使いました。
結果の記録
花の色素との組み合わせで粒子の性質が変わり、試験した乳化物の保存・酸化安定性や光への耐性が改善しました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
School of Agricultural Engineering and Food Science, Shandong University of Technology, Zibo, Shandong Province 255000, PR China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品・試験管内試験2019

花の抽出物を加えて炊いたご飯の、食感とでんぷんの変化

論文の結論

花の抽出物で炊いたご飯は、試験管内の消化試験で、一部の条件ではでんぷんが分解されにくくなりました。硬さは大きく変わらず、粘りは少なくなり、官能評価でも受け入れられる結果でした。

ご飯を青くすると、粘りも変わった

比較したのは1.25%と2.5%の抽出物、炊飯器と電子レンジという調理条件です。着色したご飯の見た目だけでなく、でんぷんの分解と食感を同時に調べています。人が食べた後の血糖を測った試験とは別ですが、食品の中で成分がどう関わるかを考える材料になります。

  • 食品試験
  • 炊飯器・電子レンジ
花の抽出物を加えて炊いたご飯の、食感とでんぷんの変化の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青いご飯の食感やでんぷんは、どう変わる?

花の抽出物で炊いたご飯を、消化試験・測定・官能評価で比較

  1. 試験管内の消化

    一部の条件で、でんぷんが分解されにくくなった

  2. 食感と好み

    硬さは大きく変わらず粘りは減少/官能評価でも受け入れられた

この研究のポイント

一部条件で試験管内の分解が低下、食感も変化

出典:Food Chemistry(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Impact of Clitoria ternatea (butterfly pea) flower on in vitro starch digestibility, texture and sensory attributes of cooked rice using domestic cooking methods

著者
Charoonsri Chusak, Jowynn Ang Yu Ying, Joseph Lim Zhien, Porntip Pasukamonset, Christiani Jeyakumar Henry, Sathaporn Ngamukote, Sirichai Adisakwattana
掲載誌
Food Chemistry 2019; 295: 646–652(オンライン公開:2019年5月24日)
研究対象
花の抽出物を加えて炊飯器または電子レンジで炊いたご飯
研究条件
1.25%・2.5%の抽出物を加える条件などを比較し、試験管内のでんぷん消化性、食感、官能評価を調べました。
結果の記録
一部の条件で試験管内のでんぷん消化性が低下しました。炊飯器で作ったご飯の硬さは変わらず、粘りは低下したと報告されています。官能評価では全体として良好な受容性が報告されました。
補足
消化性は試験管内での測定です。このご飯を食べた人の血糖値や長期的な健康効果を測った研究ではありません。
著者の所属
Chulalongkorn University、Kasetsart University(タイ)、A*STAR、National University of Singapore(シンガポール)論文掲載時の所属
確認した資料
書誌情報・抄録(PubMed)。全文は今回未確認
図解について
抄録で確認できる条件と結果を図示しています。全文の細かな実験条件は今回確認していません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2026

色素を多く取るpHと、他の成分を多く取るpHは違う

論文の結論

青い色素を多く取り出せたのはpH3、総ポリフェノール量と試験管内の抗酸化指標が高かったのはpH7でした。何を取り出したいかによって、適した抽出条件は変わります。

『よく抽出できた』には、複数の意味がある

色素の回収量を最大にする条件が、ほかの成分も最も多く取れる条件とは限りません。著者らはpH7の抽出物をグミ中の脂質酸化の試験にも用い、色だけでなく、食品の中でどう使うかまで抽出条件につなげています。

色素を多く取るpHと、他の成分を多く取るpHは違うの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

色素を多く取るpHと、他の成分を多く取るpHは違う

取り出したい成分によって違う、花の抽出に適したpH

  1. 青い色素を多く取り出す

    pH3

  2. ポリフェノール量と試験管内の抗酸化指標

    pH7で高かった

この研究のポイント

色素量と他の成分量で、最適なpHが異なる

出典:Food science & nutrition(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Effect of pH on recovery efficiency and anthocyanin composition of Clitoria ternatea extracts with application as lipid antioxidants in food preservation.

著者
Nguyen KD, Tran TTT, Le NA, Dong TAD
掲載誌
Food science & nutrition 2026; 14 (5): e71786
研究対象
pHを変えて抽出した花の成分
研究条件
pH1〜13で抽出量と成分を比べ、選んだ抽出物をグミの脂質酸化の試験にも使いました。
結果の記録
色素量はpH3、総ポリフェノール量とDPPHの指標はpH7で高くなり、目的によって適した抽出条件が異なりました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Dept. Food Technology, Faculty of Chemical Engineering Ho Chi Minh City University of Technology (HCMUT), VNU HCM Ho Chi Minh city Vietnam.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2017

花の抽出物を加えた豚肉パティを、冷蔵保存で比べる

論文の結論

花の抽出物を混ぜて加熱した豚肉パティは、4℃で12日保存した間、脂質とタンパク質の酸化指標が対照より低くなりました。食品の中で、酸化による品質変化を抑える材料として検討されました。

肉の保存は、脂質だけでなくタンパク質も変わる

脂質の酸化を示すTBARSに加え、タンパク質のカルボニル量やチオール量も追っています。肉の色にも差がありました。複数の指標を測ることで、青い抽出物を加えたときの品質変化を、見た目だけにとどめず比較しています。

花の抽出物を加えた豚肉パティを、冷蔵保存で比べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

花の抽出物を加えた豚肉パティを、冷蔵保存で比べる

花の抽出物を混ぜて加熱した豚肉パティを、4℃で12日間保存

  1. 脂質の酸化指標

    抽出物を加えない対照より低かった

  2. タンパク質の酸化指標

    対照より低く、食品の品質変化を抑える材料として検討

この研究のポイント

冷蔵パティの脂質・タンパク質の酸化を抑制

出典:Journal of food processing and preservation.(2017)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Oxidative Stability of Cooked Pork Patties Incorporated with Clitoria ternatea Extract (Blue Pea Flower Petal) During Refrigerated Storage

著者
Pasukamonset P, Kwon O, Adisakwattana S
掲載誌
Journal of food processing and preservation. 2017; 41 (1): Not Available
研究対象
花の抽出物を混ぜて加熱した豚肉パティ
研究条件
抽出物の割合を変え、4℃・12日間の保存中の脂質とタンパク質の酸化、色を測りました。
結果の記録
試験した配合で脂質とタンパク質の酸化指標が対照より抑えられ、肉の色も変化しました。
補足
特定の食品配合と保存条件での結果です。家庭料理の保存期限や、食中毒の防止を保証するものではありません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2025

軽くて多孔質な素材を、豚肉の変化を示すセンサーにする

論文の結論

アルギン酸とカラギーナンで作る多孔質の素材に花の色素を加えると、アンモニアに速く反応し、豚肉の品質変化に対応する色を示しました。薄いフィルムとは別の形で、食品の変化を表示する材料を作りました。

すき間の多い構造を、反応のために使う

著者らが工夫したのは、色素そのものだけでなく、色素を入れる素材の孔の多さです。軽く、水分を吸う三次元の網目を作ることで、コンパクトな表示材の構造を変えています。表示の面積に加えて、内部の構造を設計する発想が見えます。

軽くて多孔質な素材を、豚肉の変化を示すセンサーにするの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

軽くて多孔質な素材を、豚肉の変化を示すセンサーにする

アルギン酸・カラギーナンと花の色素を使う多孔質材料

  1. 薄膜とは違う形

    孔が多い素材に色素を組み込む

  2. ガスへの反応

    アンモニアに速く応答

  3. 豚肉の試験

    品質変化に対応する色を表示

この研究のポイント

多孔質の素材がアンモニアに応答

出典:International journal of biological macromolecules(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Fabrication of a hydrophilic pH-intelligent aerogel via a simple cross-linking of sodium alginate, κ-carrageenan and Clitoria ternatea anthocyanins for tracking pork loin quality.

著者
Yun Y, Jin X, Cheng X, Wang Y, Jin H, Li J, Wang L
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2025; 304 (Pt 2): 140933
研究対象
アルギン酸、カラギーナン、花の色素を含むエアロゲル
研究条件
材料の構造、吸水性、pHとアンモニアへの反応、豚肉の品質との対応を調べました。
結果の記録
多孔質の試作材料はpHに応答し、アンモニアへの反応と豚肉の品質変化を示す色の変化が報告されました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Key Laboratory of Bio-based Materials Science and Technology of Ministry of Education, Northeast Forestry University, 26th Hexing Road, Xiangfang District, Harbin 150040, PR China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2020

青い花と酸化チタンを使い、エビの変化を色で示す

論文の結論

でんぷんフィルムに花の色素と酸化チタンを加えると、水蒸気を通しにくくなり、熱への安定性も高まりました。エビの6日間の保存試験では、フィルムは薄いピンクから緑へ変わりました。

表示の反応と、包装の透明さを同時に変える

花入りのフィルムは透明でしたが、酸化チタンを加えたものは不透明になりました。色で知らせる機能を付ける際も、食品が透けて見えるかなど、包装の見た目が変わります。複数成分を使った結果を、機能ごとに切り分けた研究です。

青い花と酸化チタンを使い、エビの変化を色で示すの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
条件と色の変化

青い花と酸化チタンを使い、エビの変化を色で示す

花の色素と酸化チタン入りのでんぷんフィルムで、エビを6日間保存

  1. 保存中のフィルム

    薄いピンク

  2. 保存に伴う変化

    緑へ変化

この研究のポイント

水蒸気を通しにくく、エビの変化にも応答

出典:RSC advances(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Development of starch based intelligent films by incorporating anthocyanins of butterfly pea flower and TiO2 and their applicability as freshness sensors for prawns during storage.

著者
Mary SK, Koshy RR, Daniel J, Koshy JT, Pothen LA, Thomas S
掲載誌
RSC advances 2020; 10 (65): 39822-39830
研究対象
花の色素と酸化チタンを含むでんぷんフィルム
研究条件
材料の構造と透湿性、熱への安定性を測り、エビの6日間の保存中に色を観察しました。
結果の記録
配合で材料特性が変わり、保存試験ではフィルムの色が薄いピンクから緑へ変化しました。
補足
複数成分を含む試作フィルムの研究です。色だけの安全判定や、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Department of Chemistry, Bishop Moore College Mavelikara Kerala India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2021

色素を小さく包み、ゼラチンフィルムに入れる

論文の結論

花の色素を小さなカプセルにしてゼラチンフィルムに入れると、フィルムの強さなどが改善しました。豆腐類の12日間の保存試験では、生菌数が対照フィルムより少なくなりました。

色素を包んでから、さらにフィルムに入れる

花の抽出物を直接混ぜるのではなく、先にマイクロカプセルにする二段階の構成です。表面は対照より均一で滑らかになり、厚さや伸びやすさも変わりました。成分をどの形で入れるかが、完成した包装の性質に関わっています。

色素を小さく包み、ゼラチンフィルムに入れるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

色素を小さく包み、ゼラチンフィルムに入れる

花の色素を小さなカプセルにして、ゼラチンフィルムへ添加

  1. フィルムの性質

    強さなどが改善

  2. 豆腐類の12日間の保存

    生菌数は対照フィルムより少なかった

この研究のポイント

フィルムが強くなり、保存中の菌数も減少

出典:Food technology and biotechnology(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Gelatine Film Incorporated with Clitoria ternatea-Derived Anthocyanin Microcapsules, A Food Packaging Material Effective Against Foodborne Pathogens.

著者
Leong CR, Daud NS, Tong WY, Cheng SY, Tan WN, Hamin NS, Pa'ee KF
掲載誌
Food technology and biotechnology 2021; 59 (4): 422-431
研究対象
花の色素のマイクロカプセルを含むゼラチンフィルム
研究条件
フィルムの強度・構造と菌への作用を測り、豆腐類の12日間の保存で比較しました。
結果の記録
カプセルの添加で材料特性が変わり、試験した食品の生菌数は対照より少なくなりました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Universiti Kuala Lumpur, Malaysian Institute of Chemical and Bioengineering Technology, Lot 1988 Kawasan Perindustrian Bandar Vendor, Taboh Naning, 78000 Alor Gajah, Melaka, Malaysia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2003

青・淡紫・白の花では、色素の組み立てがどう違う?

論文の結論

青と淡紫の違いは、色素の基本骨格の違いではなく、そこに付く糖や側鎖の違いと関わっていました。白い系統にはアントシアニンがなく、青い色を作る加工段階の重要性が示されました。

『青い物質を多く作る』だけでは説明できない花色

青い系統同士でも色素量には約8〜10倍の差がありました。また、白い系統にもフラボノール類は含まれています。色素があるか、どれだけあるか、どの構造になっているかという三つの違いから、花色を比べた研究です。

青・淡紫・白の花では、色素の組み立てがどう違う?の研究テーマを表す挿絵
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条件によって分かれる反応

青・淡紫・白の花では、色素の組み立てがどう違う?

青・淡紫・白の花で、アントシアニンと色素の加工の違いを比較

花色の異なるバタフライピーの系統
  1. 青と淡紫

    基本骨格ではなく、付く糖や側鎖の違いと関係

  2. 白い系統

    アントシアニンがなかった

この研究のポイント

青と淡紫は色素に付く側鎖が異なる

出典:Phytochemistry(2003)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Flavonoid composition related to petal color in different lines of Clitoria ternatea.

著者
Kazuma K, Noda N, Suzuki M
掲載誌
Phytochemistry 2003; 64 (6): 1133-1139
研究対象
花色の異なる複数系統の花びら
研究条件
色素とフラボノールを分析し、花色による成分構造と量の違いを比較しました。
結果の記録
青と淡紫の違いには色素に付く糖などの違いが関わり、白い系統ではアントシアニンが含まれませんでした。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Division of Cell Engineering, Aomori Green BioCenter, 221-10 Nogi-Yamaguchi, Aomori, Aomori 030-0142, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色のセンサー・素材分析・材料試験2026

花の成分を電極に固定して、pHを測る

論文の結論

花に含まれるルチンを炭素ナノ繊維の電極に固定し、pHの違いを電気信号として測るセンサーを試作しました。実試料に加え、ラットの傷のモデルでもpHの変化を追えました。

青い色を見る代わりに、電気信号を読む

バタフライピーを使うセンサーというと色の変化を想像しますが、この研究が使ったのはルチンの電気化学的な反応です。携帯型の装置も作り、花の成分を『目で見る指示薬』とは別の測定方法につなげています。

花の成分を電極に固定して、pHを測るの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

花の成分を電極に固定して、pHを測る

花のルチンを炭素ナノ繊維電極に固定した、pHの試作センサー

  1. 材料を固定する

    ルチンを電極の表面に固定

  2. 違いを信号にする

    pHの違いを電気信号として測定

  3. 適用を確かめる

    実試料とラットの傷モデルで変化を追跡

この研究のポイント

pHを電気信号として測定

出典:RSC advances(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Rutin-grafted carbon nanofibers derived from Clitoria ternatea flower-extract for bio-friendly voltammetric pH sensing applications.

著者
Lavanya V, Santhakumar K, Monisha S, Mohanasundaram P, Saral A M, Senthil Kumar A
掲載誌
RSC advances 2026; 16 (38): 42827-42840
研究対象
花由来のルチンを使う炭素ナノ繊維の電極
研究条件
電極の構造と電気化学的な反応を調べ、実試料やラットの創傷モデルでpHの測定を試しました。
結果の記録
pHに応じた電気化学的な応答を示し、携帯型の測定装置としての試作も報告されました。
補足
電極材料と動物モデルなどでの試験です。人に使う診断機器としての性能や医療用途を確認したものではありません。
著者の所属
Nano and Bioelectrochemistry Research Laboratory, CO2 Research and Green Technologies Centre, Vellore Institute of Technology University Vellore 632014 Tamil Nadu India +91-416-2202754.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用食品試験2018

青い花を加えたパンを、試験管内で消化させる

論文の結論

花の抽出物を加えると、試験管内での小麦パンのでんぷん分解が遅くなりました。5%配合では消化データから計算した血糖上昇の推定指標も下がり、酵素とでんぷんの反応に関わる結果が得られました。

粉の試験から、焼いたパンの試験へ進む

研究ではジャガイモ、米、小麦などの粉も比べた後、パンにした状態を調べています。粉で反応したことが食品でも同じかを確かめる段階です。ここでいう推定指標は消化試験から計算した値で、人がパンを食べた後の測定値とは異なります。

青い花を加えたパンを、試験管内で消化させるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

青い花を加えたパンを、試験管内で消化させる

花の抽出物を加えた小麦パンを、試験管内で消化

  1. でんぷんの分解

    抽出物を加えると遅くなった

  2. 5%配合の推定指標

    消化データから計算した血糖上昇の推定指標も低下

この研究のポイント

試験管内でパンのでんぷん分解が低下

出典:Foods (Basel, Switzerland)(2018)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Influence of Clitoria ternatea Flower Extract on the In Vitro Enzymatic Digestibility of Starch and Its Application in Bread.

著者
Chusak C, Henry CJ, Chantarasinlapin P, Techasukthavorn V, Adisakwattana S
掲載誌
Foods (Basel, Switzerland) 2018; 7 (7): E102
研究対象
花の抽出物を加えた複数の粉と小麦パン
研究条件
酵素によるでんぷんの分解と糖の放出を試験管内で測り、パンへの配合も比較しました。
結果の記録
試験した条件ではでんぷんの分解が遅くなり、試験管内のデータから計算した指標も変化しました。
補足
試験管内の消化と推定指標です。人がパンを食べたときの血糖値や、糖尿病への効果は確認していません。
著者の所属
Department of Nutrition and Dietetics, Faculty of Allied Health Sciences, Chulalongkorn University, Bangkok 10330, Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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色素・食品利用成分試験2024

花を粉末にするかどうかで変わる、色素の取り出し方

論文の結論

花をそのまま使うか、粉末にするかで、色素を取り出しやすい時間が変わりました。比較した条件では、花は90℃で90分、粉末は90℃で30分が選ばれましたが、取り出した色素は高温や高いpHで分解しやすくなりました。

取り出すときは加熱、取り出した後は分解にも注意

加熱は抽出を助ける一方、抽出後の色素を傷める条件にもなります。花の形を細かくすると抽出時間が短くなった点も特徴です。この研究は、抽出量を増やす工夫と、できた抽出物を保つ工夫を分けて扱っています。

  • 30〜90℃
  • 30〜180分
花を粉末にするかどうかで変わる、色素の取り出し方の研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

花を粉末にすると、抽出はどう変わる?

花をそのまま使う場合と、粉末にする場合の抽出条件

  1. 花をそのまま抽出

    90℃・90分が選ばれた

  2. 粉末を抽出

    90℃・30分が選ばれた

この研究のポイント

花の形で抽出に適した時間が変化

出典:Czech Journal of Food Sciences(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Phytochemical, antioxidant activity, and thermal stability of Clitoria ternatea flower extracts

著者
Sy-Yu Shiau, Yuhan Wang, Yanli Yu, Songling Cai, Qian Liu
掲載誌
Czech Journal of Food Sciences 2024; 42 (4): 284–294
研究対象
形を保った花と、粉末にした花の水抽出物
研究条件
30〜90℃、30〜180分の抽出条件を比較し、色素量や総フェノール量を測定しました。加熱やpHの違いによる色素の変化も調べています。
結果の記録
試験した範囲では、花の形を保った試料は90℃・90分、粉末は90℃・30分で色素量と総フェノール量の抽出が良好でした。高い加熱温度とpHでは色素の分解が速まりました。
補足
特定の試料と装置で得られた抽出条件です。お茶の飲み方の推奨や、ヒトへの効果を調べた試験ではありません。
著者の所属
Sanda University(中国)、Tajen University(台湾)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文全文PDF
図解について
研究で比べた条件を整理した図です。家庭でのいれ方や加熱時間の推奨ではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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総説総説2019

青い花は、着色・農業・タンパク質研究のどこで使われる?

論文の結論

この総説は、バタフライピーの研究が青い色素だけでなく、農業用途や環状ペプチドの研究にも広がっていることを示しています。特にシクロチドと、その環を作る酵素ブテラーゼ1が、植物を利用する別の研究の柱でした。

青い花の中に、分子を輪にする道具がある

シクロチドは輪の形をしたペプチドで、植物のさまざまな組織に含まれます。輪を作る酵素は、別のペプチドをつなぐ技術としても研究されています。花を色素の供給源としてだけ見ると気付きにくい、分子の組み立てに関する用途まで見渡せる総説です。

青い花は、着色・農業・タンパク質研究のどこで使われる?の研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

青い花は、着色・農業・タンパク質研究のどこで使われる?

色素だけにとどまらない、バタフライピーの研究をまとめた総説

バタフライピーをめぐる研究
  1. 青い色素

    食品の着色などの研究

  2. 農業

    農業用途の研究

  3. タンパク質

    シクロチドと環を作る酵素ブテラーゼ1

この研究のポイント

色素以外に環状ペプチドと酵素も研究

出典:Frontiers in plant science(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Butterfly Pea (Clitoria ternatea), a Cyclotide-Bearing Plant With Applications in Agriculture and Medicine.

著者
Oguis GK, Gilding EK, Jackson MA, Craik DJ
掲載誌
Frontiers in plant science 2019; 10: 645
研究対象
植物の特徴と、色素・シクロチドなどの既存研究
研究条件
生育、分類、成分、農業用途、環状ペプチドとその生成を幅広く整理した総説です。
結果の記録
青い色素だけでなく、植物に含まれる環状ペプチドや、その環を作る酵素も研究対象になっています。
補足
既存研究を整理した総説です。新たなヒト試験を行ったものではなく、個々の食品の効果や安全性を確定するものではありません。
著者の所属
Institute for Molecular Bioscience, The University of Queensland, St Lucia, QLD, Australia.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2025

水とは違う溶媒で、青い色素を取り出して保つ

論文の結論

塩化コリンとグリセロールを混ぜた溶媒では、水より多くの色素を取り出せました。5℃で21日保存したときの色素の減少も、水抽出の38%に対し、この溶媒では16%にとどまりました。

取り出しやすさと、保存中の保ちやすさが両立した

抽出量だけを見る研究ではなく、取り出した後の色素の減り方まで比べています。溶媒の違いは抽出時に終わらず、冷蔵中の色の変化にも関わりました。食品に使う工程を考えるときも、抽出と保存を一続きで見る視点が得られます。

水とは違う溶媒で、青い色素を取り出して保つの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

水とは違う溶媒で、青い色素を取り出して保つ

5℃・21日保存後の色素の減少を、抽出溶媒で比較

  1. 水で抽出

    色素が38%減少

  2. 塩化コリン+グリセロール

    色素の減少は16%にとどまった

この研究のポイント

水より抽出量が多く、保存中の損失も少ない

出典:Plants (Basel, Switzerland)(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Optimization of Ultrasound-Assisted Obtention of Bluish Anthocyanin Extracts from Butterfly Pea (Clitoria ternatea) Petal Powders Using Natural Deep Eutectic Solvents.

著者
Maia NMA, Andressa I, Cunha JS, Costa NA, Borges LLR, Fontes EAF, Oliveira EB, Leite Júnior BRC, Bhering LL, Saldaña MDA, Vieira ÉNR
掲載誌
Plants (Basel, Switzerland) 2025; 14 (7): 1042
研究対象
花びら粉末と、塩化コリン・グリセロールの混合溶媒
研究条件
超音波抽出の時間、温度、花の割合を変え、水抽出と21日間の保存変化を比較しました。
結果の記録
試験した混合溶媒では水より色素の抽出量が多く、低温保存中の色素損失も少なくなりました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department of Food Science and Technology, Federal University of Viçosa, Viçosa 36570-900, MG, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2024

花入りフィルムは、水に触れると成分をどう放出する?

論文の結論

花の抽出物入りのでんぷん・PVAフィルムは、水を含む液体に触れるとポリフェノールを放出しやすくなりました。水がフィルムを膨らませ、内部の成分が外へ移りやすくなるためです。

入れた成分を、閉じ込めるか、外へ出すか

表示材としては色素を保つことが必要ですが、食品に成分を放出する包装では、出方も設計の対象になります。この研究では接する液体を変えて放出を測り、堆肥化による重量減少や強さの低下も調べています。包装の働きと、使い終わった後の変化まで扱っています。

花入りフィルムは、水に触れると成分をどう放出する?の研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

花入りフィルムは、水に触れると成分をどう放出する?

花の抽出物入りのでんぷん・PVAフィルムと、水を含む液体

  1. 液体に触れる

    フィルムが水を吸う

  2. フィルムが膨らむ

    内部の成分が動きやすくなる

  3. 成分が外へ移る

    ポリフェノールを放出しやすくなった

この研究のポイント

水を含む液体で成分を放出しやすい

出典:International journal of biological macromolecules(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Starch-PVA based films with Clitoria ternatea flower extract: Characterization, phenolic compounds release and compostability.

著者
do Nascimento JV, Silva KA, Giuliangeli VC, Mendes ALD, Piai LP, Michels RN, Dal Bosco TC, Ströher GR, Shirai MA
掲載誌
International journal of biological macromolecules 2024; 255: 128232
研究対象
花の抽出物を加えたでんぷん・PVAフィルム
研究条件
食品を模した液体中での成分放出と、力学特性、堆肥化による重量変化を測りました。
結果の記録
水を含む液体では成分が放出されやすく、抽出物の添加はフィルムの強度や堆肥化の挙動も変えました。
補足
試作材料と特定の食品・試験条件での結果です。色だけで食べられるかを判断できることや、食品接触材としての認可を示すものではありません。
著者の所属
Department of Chemical Engineering, Federal University of Technology-Paraná, Londrina, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2026

青い花と酸化亜鉛を入れたフィルムで、食品保存を比べる

論文の結論

花の抽出物と酸化亜鉛を入れたフィルムで包んだソーセージ類は、比較したフィルムよりカビの発生が遅れました。30℃での試験では、PVA単独で7日後、酸化亜鉛入りで9日後だった発生が、花も加えた配合では14日後でした。

色で知らせる機能と、保存を支える機能を一つに

このフィルムは周囲のpHで色が変わるだけでなく、保存試験でも比較されています。花と酸化亜鉛を組み合わせた材料の結果なので、どの成分をどう組み合わせるかが、表示と保存の両方に関わる設計です。

青い花と酸化亜鉛を入れたフィルムで、食品保存を比べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い花と酸化亜鉛を入れたフィルムで、食品保存を比べる

30℃でソーセージ類を保存し、カビが発生するまでを比較

  1. PVA単独のフィルム

    7日後に発生

  2. 酸化亜鉛を加える

    9日後に発生

  3. 花の抽出物も加える

    14日後に発生

この研究のポイント

比較した包装よりカビの発生が遅延

出典:Langmuir : the ACS journal of surfaces and colloids(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Fabrication of pH-Sensitive Poly(vinyl alcohol) Films with Clitoria ternatea Extract and Zinc Oxide for Antibacterial Applications.

著者
Huong LM, Dat NM, Hoai Nam NT, Vu NH, Hieu NH
掲載誌
Langmuir : the ACS journal of surfaces and colloids 2026; 42 (5): 3870-3879
研究対象
花の抽出物と酸化亜鉛を含むPVAフィルム
研究条件
材料特性、菌への作用、pH応答を調べ、ソーセージ類の保存試験で比較しました。
結果の記録
試験した配合では対照よりカビの発生が遅れ、pHに応じた色の変化も見られました。
補足
複数成分を使った試作フィルムの結果です。花だけの作用、食品接触材の認可、市販食品の保存期限は示していません。
著者の所属
VNU-HCM, Key Laboratory of Chemical Engineering and Petroleum Processing (Key CEPP Lab), Ho Chi Minh City University of Technology (HCMUT), 268 Ly Thuong Kiet Street, Dien Hong Ward, Ho Chi Minh City 70000, Vietnam.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2018

根のこぶに住む菌を調べ、花の栽培に生かす

論文の結論

タイで採取した根粒の菌を植物に接種すると、比較した菌株より窒素固定の指標と生長が高まりました。バタフライピーの根から見つけた菌が、栽培に適した候補となりました。

同じ属の菌でも、植物との相性が違う

11株のうち10株はブラディリゾビウム・エルカニー、1株は別種でした。さらに大豆由来の菌株とも比較しています。根粒ができることと、窒素固定や生長が高まることを分けて見ており、菌の名前だけでは働きが決まらないことが分かります。

根のこぶに住む菌を調べ、花の栽培に生かすの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

根のこぶに住む菌を調べ、花の栽培に生かす

タイのバタフライピーの根粒から見つかった菌を、植物に接種

  1. 根粒から菌を分離

    菌の種類を調べる

  2. 菌株を比較

    接種した植物の指標を測定

  3. 生長への関わり

    比較した菌株より窒素固定の指標と生長が高まった

この研究のポイント

根粒由来の菌で窒素固定と生長が向上

出典:Plant biotechnology (Tokyo, Japan)(2018)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Isolation and characterization of rhizobia from nodules of Clitoria ternatea in Thailand.

著者
Duangkhet M, Chikoti Y, Thepsukhon A, Thapanapongworakul P, Chungopast S, Tajima S, Nomura M
掲載誌
Plant biotechnology (Tokyo, Japan) 2018; 35 (2): 123-129
研究対象
タイのバタフライピーの根粒から分離した菌
研究条件
菌の種類を遺伝子配列で調べ、接種した植物の根粒と窒素固定の指標、生長を比較しました。
結果の記録
主にブラディリゾビウム属の菌が見つかり、分離菌を接種した条件で窒素固定の指標や生長が高まりました。
補足
分離菌と試験した栽培条件の結果です。市販菌資材やすべての農地で同じ効果があるとは判断できません。
著者の所属
Faculty of Agriculture, Kagawa University, Miki-cho, Kita-gun, Kagawa 761-0795, Japan.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2017

同じpHでも、溶媒と容器の空間で青の保ち方が変わる

論文の結論

pHを7にそろえても、溶媒の種類によって花の色と色素の減り方は違いました。容器内の空間の割合も安定性に影響し、pHだけでは保存中の色を説明できませんでした。

同じpHでも、周りの環境は同じではない

水系、メタノール系、エタノール系、アセトン系という研究用の比較では、分解の速さも色の吸収の変化も異なりました。さらに容器の空き部分を0%と50%で比べています。色素を取り巻く液体と容器の条件を切り分けた、保存研究の例です。

同じpHでも、溶媒と容器の空間で青の保ち方が変わるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

同じpHでも、溶媒と容器の空間で青の保ち方が変わる

花の抽出物のpHを7にそろえ、保存条件を比較

  1. 溶媒を変える

    同じpHでも色や色素の減り方が違った

  2. 容器内の空間を変える

    空間の割合も安定性に影響した

この研究のポイント

同じpHでも溶媒と容器の空間で差

出典:Natural product research(2017)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

The colour degradation of anthocyanin-rich extract from butterfly pea (Clitoria ternatea L.) petal in various solvents at pH 7.

著者
Marpaung AM, Andarwulan N, Hariyadi P, Nur Faridah D
掲載誌
Natural product research 2017; 31 (19): 2273-2280
研究対象
pH7の異なる溶媒中の花の抽出物
研究条件
4つの溶媒条件と容器の空間の割合を変え、色と色素量の減少を追いました。
結果の記録
色の減少の速さは溶媒によって異なり、容器内の空間も安定性に影響することが示されました。
補足
研究用の有機溶媒も含む比較です。飲料に加える溶媒や家庭での保存方法の推奨ではありません。
著者の所属
a Department of Food Science and Technology , Bogor Agricultural University , Bogor , Indonesia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
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図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2016

花の成分を粒に包み、模擬消化中の変化を調べる

論文の結論

花の抽出物をアルギン酸の粒に包むと、模擬消化後に残るポリフェノール量と、一部の試験管内の反応が保たれやすくなりました。成分を包む構造が、消化を模した環境での変化に関わりました。

消化の前に入れた量と、消化の後に残る量を分ける

花の抽出物10%、アルギン酸1.5%、塩化カルシウム3%の配合が選ばれ、封入率は約85%でした。研究は包み込めた量を測るだけで終わらず、その粒を模擬消化にかけています。保存の工夫と同様、使われる環境に入った後まで追うことが大切です。

花の成分を粒に包み、模擬消化中の変化を調べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

花の成分を粒に包み、模擬消化中の変化を調べる

花の抽出物をアルギン酸の粒に包み、消化を模した環境で比較

  1. 抽出物を包む

    アルギン酸の粒に封入

  2. 模擬消化を行う

    消化後に残る成分と反応を測定

  3. 保持を比べる

    ポリフェノール量と一部の試験管内反応を保ちやすかった

この研究のポイント

粒に包むと模擬消化後の成分が残りやすい

出典:Food Hydrocolloids.(2016)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Alginate-based encapsulation of polyphenols from Clitoria ternatea petal flower extract enhances stability and biological activity under simulated gastrointestinal conditions

著者
Pasukamonset P, Kwon O, Adisakwattana S
掲載誌
Food Hydrocolloids. 2016; 61: 772-779
研究対象
花の抽出物を含むアルギン酸のビーズ
研究条件
花、アルギン酸、塩化カルシウムの割合を変え、封入と模擬消化後の成分保持を測りました。
結果の記録
粒に包むことで、模擬消化後のポリフェノールや一部の試験管内指標が保たれやすくなりました。
補足
模擬消化の試験です。人が食べたときの吸収量や健康効果は判断できません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2024

タイ・インドネシア・ブラジルの花の形を比べる

論文の結論

タイ・インドネシア・ブラジルから集めた系統には、花の色や花びらの数、種やさや、生長の特徴に幅広い違いがありました。これらの形や栽培上の特徴をまとめ、系統を比較できるデータとして公開しました。

青い花という見た目の奥に、多様な系統がある

比べたのは花色だけでなく、花の重さや種の生産量などです。観賞用に選びたい特徴と、花や種を収穫するために選びたい特徴は同じとは限りません。この資料は、何を重視して系統を選ぶかを考えるための比較表になります。

タイ・インドネシア・ブラジルの花の形を比べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究の見取り図

タイ・インドネシア・ブラジルの花の形を比べる

タイ・インドネシア・ブラジルから集めたバタフライピーの系統

バタフライピーをめぐる研究
  1. 花を比べる

    色や花びらの数に違い

  2. 種・さやを比べる

    形や栽培上の特徴に幅

  3. 生長を比べる

    比較できる形でデータを公開

この研究のポイント

花・種・生長に幅広い系統差

出典:Data in brief(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Agromorphological traits dataset of butterfly pea accessions from Thailand, Indonesia, and Brazil.

著者
Mustapa MB, Ustari D, Wicaksono AA, Algina A, Ismail A, Concibido V, Suganda T, Karuniawan A
掲載誌
Data in brief 2024; 53: 110079
研究対象
3か国から集めたバタフライピーの系統
研究条件
花、種、さや、生長などの特徴を記録し、統計的に系統間の違いを整理しました。
結果の記録
花の色や花びらの数、種や生長の特徴などに広い違いがあり、比較に使えるデータが公開されました。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
Faculty of Agriculture, Universitas Padjadjaran, Jl. Ir. Soekarno Km. 21 Jatinangor, Sumedang, West Java 45363, Indonesia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2026

密閉容器の圧力で、花の色素を取り出す

論文の結論

密閉容器の中で圧力をかけると、比較した通常圧力の抽出より、アントシアニンを86%多く回収できました。この試験では圧力・時間・液体量を組み合わせて調整することが、抽出量の改善につながりました。

熱だけでなく、圧力も抽出の道具になる

選ばれた条件は約28.2psi、36分、液体と花の比率18対1でした。さらに抽出物の中には色素だけでなくルチンなども含まれ、青い液体を作る工程が、どの成分を取り出すかにも関わっていることが分かります。

密閉容器の圧力で、花の色素を取り出すの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

密閉容器の圧力で、花の色素を取り出す

密閉容器での加圧抽出と、通常圧力の抽出を比較

  1. 変えた条件

    圧力・時間・液体量を組み合わせて調整

  2. 色素の回収

    通常圧力よりアントシアニンを86%多く回収

この研究のポイント

通常圧力より色素を多く回収

出典:Food science & nutrition(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Improvement of Phenolic Compound and Anthocyanin Extraction Efficiency From Clitoria ternatea by Autogenous Pressurization Method in a Sealed-Vessel and Determination of Anthocyanin Compounds by LC-HRMS.

著者
Nguyen KD, Tran TTT, Dong TAD
掲載誌
Food science & nutrition 2026; 14 (3): e71649
研究対象
花のアントシアニンとフェノール成分
研究条件
温度、溶媒、時間、圧力などを変え、通常の圧力での抽出と比較しました。
結果の記録
試験で選ばれた密閉・加圧条件では、通常の圧力での抽出より色素の回収量が多くなりました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department Food Technology, Faculty of Chemical Engineering Ho Chi Minh City University of Technology (HCMUT), VNU HCMC Ho Chi Minh City Vietnam.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2019

46系統の花を比べると、色素量にも違いがある

論文の結論

同じ場所で育てた46系統・126個体を比べても、花のアントシアニン量とアスコルビン酸量には差がありました。花色とは中程度の関係がありましたが、元の採集地とは一致しませんでした。

産地の名前だけでは、花の中身は決まらない

異なる系統をタイの一つの場所で育てて比べたため、生育場所をそろえた比較になっています。それでも成分量は異なりました。青さは一つの手掛かりになりますが、産地や見た目だけで成分量を言い切れないことを示す結果です。

46系統の花を比べると、色素量にも違いがあるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

46系統の花を比べると、色素量にも違いがある

同じ場所で育てた46系統・126個体の成分量を比較

  1. 系統ごとの成分

    アントシアニン量とアスコルビン酸量に差

  2. 関係を調べる

    花色とは中程度の関係/元の採集地とは一致せず

この研究のポイント

成分量は系統で異なり、採集地とは不一致

出典:Genetic resources and crop evolution.(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Variation in floral antioxidant activities and phytochemical properties among butterfly pea (Clitoria ternatea L.) germplasm

著者
Havananda T, Luengwilai K
掲載誌
Genetic resources and crop evolution. 2019; 66 (3): 645-658
研究対象
46系統・126個体のバタフライピーの花
研究条件
同じ場所で育てた花の色素量、アスコルビン酸、試験管内指標などを比較しました。
結果の記録
色素量などには系統間の差があり、花の色と一定の関係がありました。採集地の違いとは一致しませんでした。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
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食品包装・鮮度表示包装材試験2024

青い花を、包装の水分を吸うパッドに組み込む

論文の結論

セルロース類、銀、花の抽出物を組み合わせた多孔質材料は、試験した菌の増殖を抑えました。ただし、最も反応が強い花の配合は菌によって異なり、一つの配合がすべてに最良という結果ではありませんでした。

包装の下に敷くパッドにも、植物素材を使う

この研究が想定したのは、肉などの包装内で水分を受ける吸収パッドです。花の抽出物2%の材料が良かった菌と、1%の材料が良かった菌がありました。見えにくい包装部品にも、用途に応じた配合の設計があることが分かります。

青い花を、包装の水分を吸うパッドに組み込むの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

青い花を、包装の水分を吸うパッドに組み込む

セルロース類・銀・花の抽出物を使う多孔質の吸水素材

  1. 試験した菌への作用

    増殖を抑えた

  2. 花の配合を比較

    最も反応が強い配合は菌によって異なった

この研究のポイント

菌によって適した配合が異なる

出典:Food and Bioproducts Processing.(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Synthesis, characterization, and evaluation of antibacterial properties of silver/ carboxymethyl cellulose/ bacterial cellulose/ Clitoria ternatea extract aerogel composites

著者
Styaningrum P, Indrianingsih AW, Suryani R, Suratno, Bahmid NA, Rahman MF, Noviana E
掲載誌
Food and Bioproducts Processing. 2024; 148: 527-537
研究対象
セルロース類、銀、花の抽出物を使うエアロゲル
研究条件
抽出物の割合を変えて材料を作り、構造と4種類の菌への作用を比較しました。
結果の記録
配合によって菌への作用が異なり、包装用の吸収材として使う可能性が検討されました。
補足
複数成分を含む材料の試験です。花単独の作用や、食品接触材としての認可は確認したものではありません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2019

超音波と通常の抽出を、同じ花で比べる

論文の結論

同じ花を超音波と通常の攪拌で抽出すると、超音波では収量や一部の成分量、試験管内の抗酸化指標が高まりました。ただし、測定したすべての成分群に差が出たわけではありませんでした。

方法を変えると、増える成分と変わらない成分がある

比較は温度50℃、時間150分などの条件をそろえて行っています。分析した化学構造にも大きな変化は見られませんでした。新しい成分を作るというより、花から取り出す効率がどの項目で変わるのかを調べた研究です。

超音波と通常の抽出を、同じ花で比べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

超音波と通常の抽出を、同じ花で比べる

同じ花を超音波と通常の攪拌で抽出

  1. 超音波で高まったもの

    収量・一部の成分量・試験管内の抗酸化指標

  2. すべてに差が出たわけではない

    差が出なかった成分群もあった

この研究のポイント

抽出量は改善、一部の成分群は差なし

出典:Ultrasonics sonochemistry(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Impact of ultrasound and conventional extraction techniques on bioactive compounds and biological activities of blue butterfly pea flower (Clitoria ternatea L.).

著者
Mehmood A, Ishaq M, Zhao L, Yaqoob S, Safdar B, Nadeem M, Munir M, Wang C
掲載誌
Ultrasonics sonochemistry 2019; 51: 12-19
研究対象
超音波または攪拌で得た花の抽出物
研究条件
試験で調整した条件で抽出し、収量、成分量、試験管内の指標を比較しました。
結果の記録
超音波で収量や一部の成分指標が高まりましたが、差が認められなかった成分群もありました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Beijing Advance Innovation Center for Food Nutrition and Human Health, Beijing Technology and Business University, Beijing 100048, China; Beijing Engineering and Technology Research Center of Food Additives, School of Food and Chemical Technology, Beijing Technology and Business University, Beijing 100048, China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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食品包装・鮮度表示包装材試験2025

菌が作るセルロースと青い花で、包装フィルムを作る

論文の結論

菌が作るセルロースに銀と花の抽出物を加えたフィルムは、セルロース単独より水蒸気を吸いにくく、試験した菌への作用も強くなりました。包装向けの複合材料として、水分と微生物への性質を調整できました。

微生物が作る網目を、包装の土台にする

顕微鏡では細い繊維の網目が見られ、銀を増やすと表面も粗くなりました。花の配合と銀の量で表面の状態や菌への作用が変わっています。材料の出発点がセルロースでも、加える成分によって完成したフィルムの性質は異なります。

菌が作るセルロースと青い花で、包装フィルムを作るの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

菌が作るセルロースと青い花で、包装フィルムを作る

菌が作るセルロースに、銀と花の抽出物を加えたフィルム

  1. 水分への性質

    セルロース単独より水蒸気を吸いにくい

  2. 試験した菌への作用

    セルロース単独より強かった

この研究のポイント

セルロース単独より吸湿が減少

出典:3 Biotech(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Silver/bacterial cellulose/Clitoria ternatea composite film for packaging application: synthesis, characterization and antibacterial properties.

著者
Indrianingsih AW, Styaningrum P, Suryani R, Windarsih A, Andriani A, Noviana E, Suwanda NU
掲載誌
3 Biotech 2025; 15 (5): 113
研究対象
銀、バクテリアセルロース、花の抽出物の複合フィルム
研究条件
銀と抽出物の量を変え、材料の構造、吸湿性、菌への作用を比べました。
結果の記録
複合フィルムはセルロース単独より吸湿が少なく、試験した菌への作用は配合によって変わりました。
補足
銀なども含む試作材料です。花だけの作用や、製品の食品接触材としての安全性は示していません。
著者の所属
Research Center for Food Technology and Processing, National Research and Innovation Agency (BRIN), Gading, Playen, Gunungkidul, Yogyakarta, 55861 Indonesia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2020

室温の高圧処理で、花の抽出物を小さく包む

論文の結論

室温の高圧処理で、花の抽出物を小さく均一なリポソームに包めました。300MPaで良い条件が得られましたが、600MPaまで圧力を上げると粒は大きくなり、強い圧力ほど良いという結果ではありませんでした。

圧力を上げすぎると、小さな袋がまとまってしまう

著者らは、強い圧力で粒が集まったり、脂質の膜が傷んだりする可能性を考えています。加熱を避けて作れることは利点でも、圧力にも適した範囲があります。装置の強さを最大にすることと、材料の品質を良くすることは別です。

室温の高圧処理で、花の抽出物を小さく包むの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

室温の高圧処理で、花の抽出物を小さく包む

室温での高圧処理で、花の抽出物をリポソームに封入

  1. 300MPaの処理

    小さく均一な粒を得る良い条件

  2. 600MPaまで上げる

    粒は大きくなり、強い圧力ほど良いとはいえなかった

この研究のポイント

300MPaで均一化、より高圧では粒が大型化

出典:Pharmaceutics(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A New Approach for the Microencapsulation of Clitoria Ternatea Petal Extracts by a High-Pressure Processing Method.

著者
Chen HW, Chang YW, Fang WP
掲載誌
Pharmaceutics 2020; 13 (1): E23
研究対象
花びらの抽出物を封入したリポソーム
研究条件
圧力条件を変え、従来の攪拌・超音波法と粒径、ばらつき、封入率を比較しました。
結果の記録
試験した高圧処理では、小さく均一で封入率の高い粒子を作る条件が得られました。圧力を上げれば常に良くなる結果ではありませんでした。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department of Chemical and Materials Engineering, National Ilan University, 1, Sec. 1, Shen-Lung Road, Yilan 260, Taiwan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
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図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2026

白・薄青・濃青の花を、遺伝子の働きから比べる

論文の結論

白・薄青・濃青の花びらで働いている遺伝子を調べ、花の色を作る仕組みを探すためのRNA配列データを整えました。色の原因となる遺伝子を特定する、次の研究への土台です。

同じ花の、違う青を比べる出発点

花の色が違うとき、色素の量を測るだけでは、その違いがどこで生まれたかは分かりません。この資料は3つの花色からRNAを集め、色素を作る遺伝子の働きまでさかのぼって比べられるようにしたものです。

白・薄青・濃青の花を、遺伝子の働きから比べるの研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

白・薄青・濃青の花を、遺伝子の働きから比べる

白・薄青・濃青の花びらから、RNA配列を調べたデータ報告

バタフライピーをめぐる研究
  1. 花色の違う試料

    働いている遺伝子を比較

  2. この研究で整えたもの

    RNA配列データ

  3. 次の研究につながる点

    花色の原因遺伝子を探す土台

この研究のポイント

花色別のRNAデータを整備

出典:BMC research notes(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

De novo transcriptome assembly of Clitoria ternatea flowers.

著者
Singaram N, Akbar MABM, Bunawan H, Yap WH
掲載誌
BMC research notes 2026; 19 (1): 210
研究対象
白、薄青、濃青の花びら
研究条件
3種類の花びらからRNAを取り出し、発現している遺伝子の配列を解析しました。
結果の記録
色素に関わる遺伝子を探すための、花のRNA配列データが整備されました。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
School of Biosciences, Faculty of Health and Medical Sciences, Taylor's University, Jalan Taylor's, Subang Jaya, Selangor, Malaysia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2020

超音波と圧力で、花の抽出物を脂質の小さな袋に包む

論文の結論

花の抽出物を脂質の小さな袋に包むとき、超音波処理に高圧処理を組み合わせることで、粒の大きさとばらつきを調整できました。配合と処理方法の両方が、均一なリポソームを作る条件でした。

包めたかに加えて、粒がそろっているかを見る

試験ではレシチンとコレステロールの比率、抽出物の濃さ、超音波の方法を比較しています。細かな粒ができても、大きさがばらばらだと材料の性質は変わります。成分を包む技術を、粒径の分布まで含めて調整した研究です。

超音波と圧力で、花の抽出物を脂質の小さな袋に包むの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

超音波と圧力で、花の抽出物を脂質の小さな袋に包む

花の抽出物を、脂質の小さな袋であるリポソームへ封入

  1. 配合を変える

    粒を作る材料の条件を比較

  2. 処理を組み合わせる

    超音波と高圧処理を利用

  3. 粒を整える

    大きさとばらつきを調整できた

この研究のポイント

配合と処理で粒径のばらつきを調整

出典:Journal of Food Safety.(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Encapsulation of Clitoria ternatea extract in liposomes by synergistic combination of probe‐type ultrasonication and high‐pressure processing

著者
Chen HW, Zhang Y
掲載誌
Journal of Food Safety. 2020; 40 (6): Not Available
研究対象
花の抽出物を含むリポソーム
研究条件
脂質の割合、抽出濃度、超音波と高圧処理を変え、粒の大きさと均一さを比較しました。
結果の記録
処理方法と配合を調整することで、リポソームの粒径とばらつきを改善する条件が得られました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2020

超音波抽出の温度・時間・水の量を、まとめて調整する

論文の結論

超音波抽出では、花に対する液体の量が、色素量と総ポリフェノール量に大きく関わりました。比較した指標をまとめると40℃・45分の条件が選ばれ、高温は一部の指標には不利でした。

熱を強くする前に、水の量を見直す

40・60・80℃、30・45・60分を組み合わせて比較しています。色素だけでなく複数の測定結果を合わせたため、最も熱い条件を選ぶ結果にはなりませんでした。抽出の設計では、温度だけを見ず、材料と液体の比率まで考える必要があります。

超音波抽出の温度・時間・水の量を、まとめて調整するの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

超音波抽出の温度・時間・水の量を、まとめて調整する

超音波抽出の温度・時間・花に対する液体量をまとめて比較

  1. 大きく関わった条件

    液体量が色素量・ポリフェノール量に影響

  2. 指標をまとめて選んだ条件

    40℃・45分/高温は一部の指標に不利

この研究のポイント

高温より40℃の条件を選定

出典:Journal of food science and technology(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Optimization of ultrasound-assisted extraction of anthocyanins and bioactive compounds from butterfly pea petals using Taguchi method and Grey relational analysis.

著者
Salacheep S, Kasemsiri P, Pongsa U, Okhawilai M, Chindaprasirt P, Hiziroglu S
掲載誌
Journal of food science and technology 2020; 57 (10): 3720-3730
研究対象
水と超音波で抽出した花びらの成分
研究条件
複数の条件を統計的に比較し、色素量、ポリフェノール量などを合わせて評価しました。
結果の記録
抽出に使う液体と花の割合が重要で、高い温度は一部の成分指標に不利でした。複数の指標に適した条件が選ばれました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
Department of Chemical Engineering, Faculty of Engineering, Sustainable Infrastructure Research and Development Center, Khon Kaen University, Khon Kaen, 40002 Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2024

ブラジルで育った花から、低負荷の方法で色素を抽出する

論文の結論

ブラジル南部で育った花から色素を取り出す条件を比べ、45℃・16分の抽出条件が選ばれました。食品材料への利用を目指して、抽出物の成分分析と昆虫モデルでの毒性試験を組み合わせた方法が示されました。

抽出量だけでなく、できた抽出物の中身を確かめる

抽出物では13種類のアントシアニンと9種類のそれ以外の成分が分析されました。温度、抽出液、時間を調整した後に、中身の分析とハチノスツヅリガの幼虫を用いた試験に進んでいます。取り出せる量に加えて、できた材料を評価した構成です。

ブラジルで育った花から、低負荷の方法で色素を抽出するの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

ブラジルで育った花から、低負荷の方法で色素を抽出する

ブラジル南部で育った花から、食品材料向けの色素を抽出

  1. 抽出条件を比較

    45℃・16分が選ばれた

  2. 成分を調べる

    抽出物を分析

  3. モデルで調べる

    昆虫モデルの毒性試験を組み合わせた

この研究のポイント

抽出条件を選び、成分と毒性を評価

出典:Food chemistry(2024)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

A green method for anthocyanin extraction from Clitoria ternatea flowers cultivated in southern Brazil: Characterization, in vivo toxicity, and biological activity.

著者
Caroline Paz Gonçalves G, Lizandra Gomes Rosas A, Carneiro de Sousa R, Regina Rodrigues Vieira T, César de Albuquerque Sousa T, Ramires T, Ferreira Ferreira da Silveira T, Barros L, Padilha da Silva W, Renato Guerra Dias Á, da Rosa Zavareze E, Dillenburg Meinhart A
掲載誌
Food chemistry 2024; 435: 137575
研究対象
ブラジル南部の花から作る抽出物
研究条件
温度、溶媒、時間を変え、成分分析とハチノスツヅリガ幼虫モデルの毒性試験を行いました。
結果の記録
色素と他の成分が分析され、試験条件に合う抽出法が選ばれました。幼虫モデルでの毒性情報も報告されています。
補足
昆虫モデルの毒性試験を含む研究です。ヒトや市販食品全般の安全性を確定する結果ではありません。
著者の所属
Federal University of Pelotas (UFPel), R. Gomes Carneiro, no. 1, Balsa, Pelotas, 96010-610, Rio Grande do Sul, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2023

紫トウモロコシと青い花の成分を、並べて比較する

論文の結論

紫トウモロコシとバタフライピーでは、含まれる成分も試験管内の抗酸化指標も異なりました。花にはトリプトファンやシナピン酸が多く見られましたが、比較した抗酸化指標が最も高かったのは紫トウモロコシのひげの抽出物でした。

色の濃い素材にも、それぞれ違う中身がある

同じ紫トウモロコシでも、芯・ひげ・皮で特徴が違いました。花の青さやトウモロコシの紫色だけを見て、成分を一括りにすることはできません。植物名に加えて、どの部位を使うかが成分比較の重要な条件になります。

紫トウモロコシと青い花の成分を、並べて比較するの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

紫トウモロコシと青い花の成分を、並べて比較する

紫トウモロコシとバタフライピーの成分・試験管内指標を比較

  1. 花に多く見られた成分

    トリプトファン・シナピン酸

  2. 抗酸化指標が最も高い試料

    比較した中では紫トウモロコシのひげの抽出物

この研究のポイント

紫トウモロコシと花で成分が異なる

出典:Plants (Basel, Switzerland)(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Polyphenol and Tryptophan Contents of Purple Corn (Zea mays L.) Variety KND and Butterfly Pea (Clitoria ternatea) Aqueous Extracts: Insights into Phytochemical Profiles with Antioxidant Activities and PCA Analysis.

著者
Ratha J, Yongram C, Panyatip P, Powijitkul P, Siriparu P, Datham S, Priprem A, Srisongkram T, Puthongking P
掲載誌
Plants (Basel, Switzerland) 2023; 12 (3): 603
研究対象
紫トウモロコシの各部位と花の水抽出物
研究条件
単独・混合の試料で成分組成と試験管内の抗酸化指標を比較しました。
結果の記録
植物や部位によって成分の構成が異なり、花の抽出物ではトリプトファンやシナピン酸が多く見られました。
補足
成分分析と試験管内の測定です。睡眠や病気への作用をヒトで確認したものではありません。
著者の所属
Melatonin Research Group, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Khon Kaen University, Khon Kaen 40002, Thailand.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2015

超音波の出力まで変えて、青い色素の抽出を調整する

論文の結論

温度・時間・液体量・超音波出力を調整すると、比較した通常の溶媒抽出より色素の回収量が高くなりました。この試験では50℃・150分・240Wなどの組み合わせが選ばれました。

超音波を使うだけでなく、どう使うかを決める

研究では出力も条件の一つとして比較し、通常法に対して抽出収量が246.48%高い結果を報告しています。この割合は、その装置と比較条件での値です。抽出方法の名前だけでなく、設定を含めて工程を考える研究だと分かります。

超音波の出力まで変えて、青い色素の抽出を調整するの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

超音波の出力まで変えて、青い色素の抽出を調整する

花の抽出で、温度・時間・液体量・超音波出力を調整

  1. 複数の条件を変える

    温度・時間・液体量・出力を比較

  2. 選ばれた組み合わせ

    50℃・150分・240Wなど

  3. 通常法との比較

    比較した溶媒抽出より色素の回収量が高かった

この研究のポイント

超音波の条件調整で色素収量が増加

出典:Natural product research(2015)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Ultrasonic extraction of anthocyanin from Clitoria ternatea flowers using response surface methodology.

著者
Chong FC, Gwee XF
掲載誌
Natural product research 2015; 29 (15): 1485-1487
研究対象
花から抽出するアントシアニン
研究条件
温度、時間、液体量、超音波の出力を統計的に調整し、通常の溶媒抽出と比較しました。
結果の記録
試験で選ばれた超音波条件は、通常の抽出より色素の収量が高くなりました。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
a Faculty of Chemical and Natural Resources Engineering, Universiti Malaysia Pahang , Lebuhraya Tun Razak, 26300 Gambang , Pahang , Malaysia.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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総説総説2025

食品の着色から包装材まで、花の研究を見渡す

論文の結論

バタフライピーは、食品を青くする材料から、食品の変化を知らせる包装材まで、幅広い用途で研究されています。一方、健康への働きについては細胞や動物での研究が中心で、人で確かめた情報はまだ限られると、この総説は整理しています。

食品の色から、包装の表示へ広がる用途

食品に混ぜて色を付ける研究と、包装に組み込んで色の変化を読み取る研究が、同じ花の性質から生まれています。この総説の面白さは、花を『食べる素材』としてだけでなく、食品を扱う技術の素材としても見渡せるところです。

食品の着色から包装材まで、花の研究を見渡すの研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

食品の着色から包装材まで、花の研究を見渡す

食品への利用と健康関連の研究を整理した総説

バタフライピーをめぐる研究
  1. 食品への着色

    青い色を使う材料

  2. 包装での表示

    食品の変化を色で知らせる用途

  3. 健康関連の研究段階

    細胞・動物が中心で、人の情報は限られる

この研究のポイント

食品利用は多彩、ヒトの情報は限定的

出典:Plants (Basel, Switzerland)(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Clitoria ternatea: Perspectives on Its Application in Foods and Potential Health Benefits.

著者
Maia NMA, Andressa I, Cunha JS, Costa NA, de Oliveira EB, Leite Júnior BRC, Vieira ÉNR
掲載誌
Plants (Basel, Switzerland) 2025; 14 (21): 3322
研究対象
食品への応用と成分に関する既存研究
研究条件
天然色素、食品素材、包装材などの用途と、健康に関する研究の段階を整理した総説です。
結果の記録
食品への多様な応用が報告される一方、健康に関する根拠は前臨床研究が中心で、ヒトでの確認は限られるとまとめています。
補足
既存研究を整理した総説です。新たなヒト試験を行ったものではなく、個々の食品の効果や安全性を確定するものではありません。
著者の所属
Department of Food Science and Technology, Federal University of Viçosa, Viçosa 36570-900, MG, Brazil.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2021

青い花の色素を、分析装置で見分ける

論文の結論

分析した花の抽出物から、5種類のアントシアニンが同定されました。これまでの報告では見つかっていなかったシアニジン由来の成分も示され、花の色素組成に新しい情報が加わりました。

見た目は一つの青でも、成分は複数ある

この研究は成分を装置で分け、光の吸収と質量の情報を組み合わせて見分けています。『青い色素がある』という観察より細かく、どの分子が含まれるかまで進んだ分析です。抽出物を扱う研究の前提になる、中身の確認に当たります。

青い花の色素を、分析装置で見分けるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

青い花の色素を、分析装置で見分ける

花の抽出物に含まれる色素を分析装置で区別

  1. 成分を分ける

    抽出物の色素を分析

  2. 同定する

    5種類のアントシアニンを同定

  3. 新たな情報

    過去の報告になかったシアニジン由来成分も示された

この研究のポイント

5種類の色素と新しい組成情報

出典:Molecules (Basel, Switzerland)(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Identification of Anthocyanin Compounds in Butterfly Pea Flowers (Clitoria ternatea L.) by Ultra Performance Liquid Chromatography/Ultraviolet Coupled to Mass Spectrometry.

著者
Thuy NM, Minh VQ, Ben TC, Thi Nguyen MT, Ha HTN, Tai NV
掲載誌
Molecules (Basel, Switzerland) 2021; 26 (15): 4539
研究対象
花の抽出物に含まれるアントシアニン
研究条件
液体クロマトグラフィー、紫外吸収、質量分析を組み合わせて色素成分を調べました。
結果の記録
試料から5種類のアントシアニンが同定され、シアニジン由来の成分も報告されました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Department of Food Technology, College of Agriculture, Can Tho University, Can Tho City 900000, Vietnam.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2020

植物の中に住む菌を、花の生長に役立てられる?

論文の結論

根粒由来の菌を種に処理すると、植物の生長を促す有望な菌株が見つかりました。ポット試験で優れた株は圃場試験でも有望で、植物と菌の組み合わせを栽培に使う可能性が示されました。

菌によって、養分を使いやすくする役が違う

比較した菌は、植物ホルモンに関わる物質の産生や、リン・カリウムなどの可溶化で特徴が異なりました。植物の分泌物を利用する性質も比べています。一つの項目だけで選ばず、植物と一緒に育てた結果まで確かめています。

植物の中に住む菌を、花の生長に役立てられる?の研究テーマを表す挿絵
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植物の中に住む菌を、花の生長に役立てられる?

植物の根粒由来の菌を種に処理し、生長への影響を確認

  1. 菌株を比べる

    生長を促す有望な菌を探索

  2. ポット試験

    優れた株を選ぶ

  3. 圃場試験

    選んだ株は圃場でも有望だった

この研究のポイント

生長を促す菌株をポットと圃場で確認

出典:Archives of microbiology(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Endophytic bacteria promote growth of the medicinal legume Clitoria ternatea L. by chemotactic activity.

著者
Aeron A, Maheshwari DK, Meena VS, Meena VS
掲載誌
Archives of microbiology 2020; 202 (5): 1049-1058
研究対象
バタフライピーの根粒由来の内生菌
研究条件
菌の生長促進に関わる性質を調べ、種の処理とポット・圃場での生長試験を行いました。
結果の記録
菌ごとに養分の利用や生長促進の特徴が異なり、有望な菌株が見つかりました。
補足
特定の菌株と栽培条件の結果です。菌資材の使用認可や、家庭での培養・施用を推奨するものではありません。
著者の所属
Department of Botany and Microbiology, Faculty of Life Sciences, Gurukula Kangri University, Haridwar, Uttarakhand, 249404, India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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総説総説2021

花の青い色素に関する研究をまとめた総説

論文の結論

花の青い色を支えるのは、テルナチンと呼ばれるアントシアニン群です。この総説は、色素の作られ方から抽出、食品での利用までを整理し、pH・温度・光が色を扱うときの重要な条件になるとまとめています。

レモンで色が変わる現象を、分子までたどる

青い花の色は、一種類の青い物質で説明できるものではありません。複数のテルナチンとその構造を知ると、なぜ環境によって色が変わるのか、なぜ抽出や保存の工夫が必要なのかが、一つの話としてつながります。

  • 既存研究を整理
花の青い色素に関する研究をまとめた総説の研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

青い色素の研究は、どんな分野に広がっている?

花の青い色を支えるテルナチン群についての総説

バタフライピーをめぐる研究
  1. 色素ができる仕組み

    テルナチンの生合成

  2. 色素の取り出し方

    抽出方法の研究

  3. 色を使い、保つ条件

    食品利用とpH・温度・光の影響

この研究のポイント

青を作り、取り出し、食品に使う研究を整理

出典:Frontiers in Plant Science(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Anthocyanins From Clitoria ternatea Flower: Biosynthesis, Extraction, Stability, Antioxidant Activity, and Applications

著者
Gayan Chandrajith Vidana Gamage, Yau Yan Lim, Wee Sim Choo
掲載誌
Frontiers in Plant Science 2021; 12: 792303
研究対象
花に含まれるアントシアニン、とくにテルナチンに関する既存研究
研究条件
色素の生合成、抽出、安定性、試験管内の抗酸化活性、食品などへの応用を、既存文献に基づいて整理しています。
結果の記録
花にはテルナチンと呼ばれるアントシアニン群が含まれます。色素の安定性には、pH、温度、光など複数の条件が関わることが整理されています。
補足
新しい臨床試験を行った論文ではありません。紹介される各研究の対象と条件は、元の論文で確かめる必要があります。
著者の所属
Monash University Malaysia(マレーシア)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文全文
図解について
総説で扱う主なテーマを整理した図です。実験の順序を表すものではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2010

小さな苗の一部から、花の植物を増やす

論文の結論

無菌苗の子葉節を培養すると、芽を繰り返し増やし、根を出させて土で育てることができました。培地と植物ホルモンの条件を組み合わせ、組織の一部から植物を増やす手順が得られました。

芽を増やす工程と、根を作る工程を分ける

芽の増殖にはBAPを加えた培地が選ばれ、発根ではIBA処理と別の培地を使っています。3か月の繰り返し培養でも芽の増殖は続きました。一つの処理で完成させるのではなく、植物の成長段階に合わせて条件を切り替えています。

小さな苗の一部から、花の植物を増やすの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

小さな苗の一部から、花の植物を増やす

無菌苗の子葉節から、植物を増やす培養試験

  1. 組織の一部を培養

    培地と植物ホルモンを調整

  2. 芽を増やす

    繰り返し増やし、根を出させる

  3. 土で育てる

    培養した組織から植物を育成

この研究のポイント

芽の増殖から土への移植まで成功

出典:Industrial Crops & Products.(2010)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

High-frequency in vitro multiplication system for commercial propagation of pharmaceutically important Clitoria ternatea L.—A valuable medicinal plant

著者
Singh J, Tiwari KN
掲載誌
Industrial Crops & Products. 2010; 32 (3): 534-538
研究対象
無菌苗から切り出した子葉節の組織
研究条件
培地と植物ホルモンを変え、芽の増殖、発根、土への順化を比較しました。
結果の記録
芽を繰り返し増やし、発根後に土で育てるための組織培養条件が得られました。
補足
無菌培養と特定の培地での結果です。家庭での挿し木方法や量産時の品質保証とは異なります。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究1996

青い色素の形を調べると、分子内で重なりが見える

論文の結論

花から5種類の新しいテルナチンが分離され、構造が明らかになりました。溶液中では、色素の中心部分と側鎖が分子の内側で重なり合うことも示されました。

分子は、平面の構造式のままではない

同じ構成でも並び方が違う異性体があり、左右に似た側鎖を持つ色素も見つかりました。さらに溶液中では分子内で重なりを作ります。青い色素の特徴を、成分名だけでなく、実際の分子の形から理解する入口になります。

青い色素の形を調べると、分子内で重なりが見えるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

青い色素の形を調べると、分子内で重なりが見える

花から分離したテルナチンを、化学・分光分析で調べる

  1. 花から分離

    5種類の新しいテルナチン

  2. 構造を調べる

    各色素の構造を明らかにした

  3. 溶液中の形

    中心部分と側鎖が分子内で重なり合うことを示した

この研究のポイント

5種類の色素に分子内の重なり

出典:Journal of natural products(1996)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Five new anthocyanins, ternatins A3, B4, B3, B2, and D2, from Clitoria ternatea flowers.

著者
Terahara N, Oda M, Matsui T, Osajima Y, Saito N, Toki K, Honda T
掲載誌
Journal of natural products 1996; 59 (2): 139-144
研究対象
花から分離した5種類のテルナチン
研究条件
化学・分光分析で構造を調べ、溶液中の分子内の重なりを検討しました。
結果の記録
新たな5種類のテルナチンの構造が明らかになり、色素の中心と側鎖の分子内の重なりが示されました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Department of Food Science and Technology, Minami-Kyushu University, Miyazaki, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
総説総説2021

花の成分を取り出す方法を、総説で比較する

論文の結論

この総説は、浸漬や超音波などの抽出法によって、花から取り出せる成分量が変わる研究を整理しています。青い色素だけでなく、ケンフェロールやケルセチンなどの配糖体も、花を使う研究の対象でした。

同じ花から、同じ抽出物ができるとは限らない

抽出法の変更で成分の収量が16〜247%増えた報告が紹介されています。ただし、異なる研究の数値を一つのレシピの性能としては読めません。この総説の役割は、溶媒や方法を変えると取り出す成分も変わる、という全体像を示すことです。

花の成分を取り出す方法を、総説で比較するの研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

花の成分を取り出す方法を、総説で比較する

花の成分を取り出す方法を比較した総説

バタフライピーをめぐる研究
  1. 抽出法の違い

    浸漬・超音波などで成分量が変わる

  2. 青い色素の研究

    アントシアニンなど

  3. 色素以外の研究

    ケンフェロール・ケルセチンなどの配糖体

この研究のポイント

抽出方法による成分収量の違いを整理

出典:Journal of food science and technology(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Extraction methods of butterfly pea (Clitoria ternatea) flower and biological activities of its phytochemicals.

著者
Jeyaraj EJ, Lim YY, Choo WS
掲載誌
Journal of food science and technology 2021; 58 (6): 2054-2067
研究対象
花の抽出方法と成分に関する既存研究
研究条件
浸漬や超音波などの抽出と、得られる成分・試験管内などの研究を整理しています。
結果の記録
抽出法によって成分の収量が変わる研究と、花に含まれる多様な成分が紹介されています。
補足
既存研究を整理した総説です。新たなヒト試験を行ったものではなく、個々の食品の効果や安全性を確定するものではありません。
著者の所属
School of Science, Monash University Malaysia, Jalan Lagoon Selatan, 47500 Bandar Sunway, Selangor Malaysia.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
基礎研究成分・分子研究1998

若い花から、8種類の新しい色素を見つける

論文の結論

若い花から8種類の新しいアントシアニンが分離され、テルナチンやプレテルナチンの構造が報告されました。そのうち5種類はNMRも使い、構造が確定されました。

青い色素の名前は、一つずつ分析から増えてきた

8種類は同じ基本骨格を持ちながら、側鎖の糖や酸の並び方が違います。現在の抽出や食品利用の研究で使う『テルナチン』という知識は、こうした分離と構造の確認に支えられています。用途研究より前に、何が入っているかを明らかにした論文です。

若い花から、8種類の新しい色素を見つけるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

若い花から、8種類の新しい色素を見つける

若いバタフライピーの花から、未知の色素を探索

  1. 新しい色素を分離

    8種類のアントシアニン

  2. 成分の構造を調べる

    テルナチン・プレテルナチンを報告

  3. より詳しく確定

    うち5種類はNMRも使って構造を確定

この研究のポイント

8種類の新しいアントシアニンを分離

出典:Journal of natural products(1998)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Eight new anthocyanins, ternatins C1-C5 and D3 and preternatins A3 and C4 from young clitoria ternatea flowers

著者
Terahara N, Toki K, Saito N, Honda T, Matsui T, Osajima Y
掲載誌
Journal of natural products 1998; 61 (11): 1361-1367
研究対象
若いバタフライピーの花の色素
研究条件
成分を分離し、化学反応と複数の分析法で構造を調べました。
結果の記録
8種類の色素が報告され、一部はNMRも用いて構造が確定されました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Department of Food Science and Technology, Faculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka 812, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2025

青い花とイチョウの抽出物を、乾燥方法で比べる

論文の結論

凍結乾燥はポリフェノール量を保ちやすく、噴霧乾燥は水分の少ない粉末を作りやすい結果でした。花とイチョウを1対1で混ぜ、イヌリンを加えた配合が、測定した安定性と成分指標のバランスで選ばれました。

成分を残す方法と、乾いた粉を作る方法は違う

『どちらの乾燥法が良いか』は、何を優先するかで答えが変わります。選んだ混合粉末をカプセルにして模擬胃液に入れると、ポリフェノールは速く放出されました。粉を作る工程から、使ったときに成分が出る工程までをつないだ研究です。

青い花とイチョウの抽出物を、乾燥方法で比べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

青い花とイチョウの抽出物を、乾燥方法で比べる

花とイチョウの抽出物を、乾燥方法で比較

  1. 凍結乾燥

    ポリフェノール量を保ちやすい

  2. 噴霧乾燥

    水分の少ない粉末を作りやすい

  3. 配合の選択

    花とイチョウ1対1+イヌリンが指標のバランスで選ばれた

この研究のポイント

乾燥法で水分と成分保持の結果が異なる

出典:Antioxidants (Basel, Switzerland)(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Polyphenol Powders from Ginkgo biloba L. and Clitoria ternatea L.: Influence of Drying Techniques and Carriers on Antioxidant Capacity and Polyphenol Release Profiles.

著者
Kucharska-Guzik A, Brzezowska J, Masztalerz K, Nejman M, Guzik Ł, Michalska-Ciechanowska A
掲載誌
Antioxidants (Basel, Switzerland) 2025; 14 (12): 1447
研究対象
花とイチョウの抽出物、混合物の粉末
研究条件
凍結乾燥と噴霧乾燥、担体の種類を変え、成分量や模擬胃条件での放出を比較しました。
結果の記録
乾燥方法と担体で水分・成分量が変わり、選んだ混合粉末は模擬胃条件でポリフェノールを速く放出しました。
補足
混合粉末と模擬消化条件での結果です。花単独や市販サプリメントの吸収・健康効果は判断できません。
著者の所属
Laboratorium Analiz Chemicznych Spark-Lab Sp. z o.o., Aleja Zwycięstwa 96/98, 81-451 Gdynia, Poland.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2026

塩の多い環境で育つ花を、栽培条件から調べる

論文の結論

塩分の多い条件では発芽や生長が落ちましたが、ケイ素ナノ粒子を葉に散布すると、その低下の一部が和らぎました。最も塩分の高い試験区では、無処理区に比べて草丈が約38%、葉の面積が約24%増えました。

花を使う研究の前に、花を育てる研究がある

強い塩ストレスでは、草丈だけでなく葉の面積やクロロフィルも減りました。散布後に複数の指標が改善したことから、この試験は収穫物の成分よりも、植物が厳しい環境で育つ条件に焦点を当てています。

塩の多い環境で育つ花を、栽培条件から調べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

塩の多い環境で育つ花を、栽培条件から調べる

塩分の多い条件で育つ植物に、ケイ素ナノ粒子を葉面散布

  1. 塩分による変化

    発芽・生長が低下

  2. 最も塩分の高い試験区

    無処理より草丈が約38%、葉の面積が約24%増加

この研究のポイント

塩ストレスによる生長低下が一部改善

出典:Scientific reports(2026)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Alleviatory effect of foliar application of silicon nanoparticles on germination, growth, and photosynthetic pigments of Butterfly pea (Clitoria ternatea) under salt stress.

著者
Khalofah A
掲載誌
Scientific reports 2026; 16 (1): 15212
研究対象
塩ストレスを与えたバタフライピーの植物
研究条件
塩濃度とケイ素ナノ粒子の葉面処理を変え、発芽、生長、光合成色素などを測りました。
結果の記録
塩ストレスで生長が低下し、ケイ素ナノ粒子の処理で一部の生長・色素指標が改善しました。
補足
試験した栽培条件での結果です。農園での施用量、食品としての安全性、すべての土壌での効果は判断できません。
著者の所属
Biology Department, Faculty of Science, King Khalid University, Abha, Saudi Arabia.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2004

青い色素ができる途中の分子を、反応から探す

論文の結論

青い花の酵素試料から、テルナチン合成の途中と考えられる分子と、糖を段階的に付ける反応が見つかりました。淡紫の花では対応する酵素活性がなく、色の違いにつながる合成過程の差が示されました。

完成した青だけでなく、途中の分子を探す

青い花と淡紫の花を比べることで、合成のどの段階が違うかを絞っています。最終的な色素の量を測るだけでは見えない、途中の反応を追う研究です。花色の違いが、分子の加工手順の違いにつながっています。

青い色素ができる途中の分子を、反応から探すの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

青い色素ができる途中の分子を、反応から探す

青い花と淡紫の花で、色素合成に関わる酵素反応を比較

  1. 青い花の酵素試料

    中間分子と、糖を段階的に付ける反応を確認

  2. 淡紫の花

    対応する酵素活性がなかった

この研究のポイント

青と淡紫の花で合成反応の違い

出典:Chemistry & biodiversity(2004)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Identification of delphinidin 3-O-(6''-O-malonyl)-beta-glucoside-3'-O-beta-glucoside, a postulated intermediate in the biosynthesis of ternatin C5 in the blue petals of Clitoria ternatea (butterfly pea).

著者
Kazuma K, Kogawa K, Noda N, Kato N, Suzuki M
掲載誌
Chemistry & biodiversity 2004; 1 (11): 1762-1770
研究対象
青と淡紫の花びらから得た酵素試料
研究条件
複数の色素成分との反応と生成物を分析し、テルナチンの生成経路を調べました。
結果の記録
生成途中と考えられる分子と糖を付ける反応が見つかり、花色によって酵素活性にも違いがありました。
補足
酵素反応と成分の研究です。花のお茶の色変化や、人体への作用を調べたものではありません。
著者の所属
Division of Cell Engineering, Aomori Green BioCenter, 221-10 Nogi-Yamaguchi, Aomori, Aomori 030-0142, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性データ報告2022

超音波抽出と保存条件を比べる、公開データ

論文の結論

グリセロールと水を使う超音波抽出では、比較した範囲で50℃・30分、液体と花の比率10対1が選ばれました。抽出条件と、温度や光を変えた7日間の保存データが公開されています。

長く抽出すれば、多く取れるとは限らない

30〜50分の時間と40〜60℃の温度を比べた中で、選ばれた時間は最も短い30分でした。条件をむやみに強める代わりに、データを比べて組み合わせを決めています。保存試験も含まれるので、抽出直後の量だけでなく、その後の持ち方を追える資料です。

超音波抽出と保存条件を比べる、公開データの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究の見取り図

超音波抽出と保存条件を比べる、公開データ

グリセロールと水を使う超音波抽出・保存試験の公開データ

バタフライピーをめぐる研究
  1. 選ばれた抽出条件

    50℃・30分、液体と花の比率10対1

  2. 保存条件の比較

    温度と光を変えた7日間のデータ

この研究のポイント

50℃・30分の抽出条件を選定

出典:Data in brief(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Dataset of ultrasound-assisted extraction of anthocyanin from the petals of Clitoria ternatea using Taguchi method and effect of storage conditions on the anthocyanin stability.

著者
Shu MH, Annamalai KK, Idris FN, Kamaruddin AH, Nadzir MM
掲載誌
Data in brief 2022; 40: 107803
研究対象
グリセロールと水で抽出した花の色素
研究条件
温度、時間、溶媒量を変えて抽出し、7日間の温度・光条件による安定性も測りました。
結果の記録
試験内での抽出条件と保存安定性を比較できるデータが公開されています。
補足
特定の試料・装置・溶媒での結果です。家庭での作り方の推奨、食品としての認可、ヒトへの効果は示していません。
著者の所属
School of Chemical Engineering, Engineering Campus, Universiti Sains Malaysia, 14300 Nibong Tebal, Pulau Pinang, Malaysia.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2023

26系統の花と種を、統計で分類する

論文の結論

保存されている26系統を比べると、発芽率、種の重さ、種の数、花色に違いがありました。種の生産数をもとに4群に分けられ、用途に合う系統を選ぶための違いが整理されました。

種をよく作る系統と、好きな花色の系統を探す

試験した系統の発芽率は56〜99%、種の総数は1,326〜3,874と幅がありました。同じ植物名でも、増やしやすさや種の得られ方は一定ではありません。花色だけでは見えない栽培上の特徴を、数字で比較できる研究です。

26系統の花と種を、統計で分類するの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

26系統の花と種を、統計で分類する

保存されている26系統の花と種を比較

  1. 特徴を測る

    発芽率・種の重さ・種の数・花色に違い

  2. 統計で分類

    種の生産数をもとに4群へ

  3. 用途に応じて選ぶ

    系統の違いを整理したデータに

この研究のポイント

種の生産量に大きな系統差

出典:Journal of dietary supplements(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Multivariate Analysis of Butterfly Pea (Clitoria ternatea L.) Genotypes With Potentially Healthy Nutraceuticals and Uses.

著者
Morris JB
掲載誌
Journal of dietary supplements 2023; 20 (3): 475-484
研究対象
保存されているバタフライピー26系統
研究条件
種の数・重さ、発芽、花の色などを測り、主成分分析とクラスター分析で整理しました。
結果の記録
種の生産量などで系統間の違いが見られ、種の数に基づく4つの群に分かれました。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
USDA, ARS, Plant Genetic Resources Conservation Unit, Griffin, GA, USA.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2015

青い色素を作る酵素は、分子のどこに糖を付ける?

論文の結論

色素分子が酵素に入る向きを立体構造で調べると、比較した別の酵素とは約180度反対の向きでした。その配置によって糖が付く位置が決まり、テルナチンの合成を進める仕組みが説明されました。

同じ分子でも、持つ向きが違うと加工する場所が変わる

酵素は、色素分子のどこにでも糖を付けるわけではありません。分子を受け止める向きによって、反応できる位置とできない位置が生まれます。色素を作る反応を、材料の種類だけでなく、立体的な置き方から見た研究です。

青い色素を作る酵素は、分子のどこに糖を付ける?の研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

青い色素を作る酵素は、分子のどこに糖を付ける?

糖を付ける酵素の中で、色素分子が入る向きを比較

  1. 別の酵素との違い

    色素分子が約180度反対向きに入る

  2. 配置と反応の関係

    糖が付く位置が決まり、テルナチン合成の仕組みを説明

この研究のポイント

分子の向きで糖を付ける位置が決定

出典:Protein science : a publication of the Protein Society(2015)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Structural basis for acceptor-substrate recognition of UDP-glucose: anthocyanidin 3-O-glucosyltransferase from Clitoria ternatea.

著者
Hiromoto T, Honjo E, Noda N, Tamada T, Kazuma K, Suzuki M, Blaber M, Kuroki R
掲載誌
Protein science : a publication of the Protein Society 2015; 24 (3): 395-407
研究対象
花の糖転移酵素と複数の色素・フラボノール
研究条件
酵素と成分が結合した結晶構造を調べ、分子の向きと糖が付く位置を比較しました。
結果の記録
成分が結合する向きに特徴があり、特定の位置に糖を付ける仕組みを説明する構造情報が得られました。
補足
分子・酵素の基礎研究です。飲料の色や人体への作用を確認した試験ではありません。
著者の所属
Quantum Beam Science Center, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata-Shirane, Tokai, Ibaraki, 319-1195, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2009

保存されている花の系統を育て、種や生長を比べる

論文の結論

米国ジョージア州で保存系統を育て直すことができ、形態や繁殖の特徴に大きな違いが確認されました。得られた種の総数も、系統によって6粒から3,400粒超まで幅がありました。

種を保存するには、もう一度育てられることが必要

遺伝資源の保存は、種を置いておくだけでは続きません。この研究は圃場で育て、次の世代の種を得る再生産を確かめています。見た目の比較と同時に、系統を維持できるかを調べた、コレクションを支える研究です。

保存されている花の系統を育て、種や生長を比べるの研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

保存されている花の系統を育て、種や生長を比べる

米国ジョージア州で保存系統を育て直し、形態と繁殖を比較

バタフライピーをめぐる研究
  1. 形態・繁殖の特徴

    系統間で大きな違い

  2. 得られた種の総数

    系統により6粒〜3,400粒超

この研究のポイント

保存系統を再生産し、繁殖の違いを確認

出典:Genetic resources and crop evolution.(2009)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Characterization of butterfly pea (Clitoria ternatea L.) accessions for morphology, phenology, reproduction and potential nutraceutical, pharmaceutical trait utilization

著者
Morris JB
掲載誌
Genetic resources and crop evolution. 2009; 56 (3): 421-427
研究対象
米国の遺伝資源コレクションの系統
研究条件
圃場で栽培し、形態、開花などの時期、種の生産を比較しました。
結果の記録
試験した場所で系統の再生産ができ、種の数や形態・繁殖の特徴に幅広い違いがありました。
補足
特定の場所と系統の栽培記録です。日本の栽培条件や食用花の品質を保証するものではありません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2007

青い色素を作る酵素が、二つの位置に糖を付ける

論文の結論

花びらから精製した一つの酵素が、色素分子の二つの位置に順番に糖を付けました。最初の反応でできた分子を、次の反応の材料として使い、テルナチンの合成を進めることが示されました。

一つの道具が、二段階の加工をする

別々の酵素が必要に見える二つの反応を、同じ酵素が担います。著者らは、最初の生成物が向きを変えて再び酵素に入り、次の位置が反応すると考えています。色素ができる工程を、分子の向きまで含めて説明する研究です。

青い色素を作る酵素が、二つの位置に糖を付けるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

青い色素を作る酵素が、二つの位置に糖を付ける

花びらから精製した一つの酵素が進める、糖の付加反応

  1. 最初の反応

    色素分子の一つの位置に糖を付ける

  2. 次の材料になる

    最初にできた分子を使う

  3. 続く反応

    別の位置にも糖を付け、合成を進める

この研究のポイント

一つの酵素が二段階の糖付加を担当

出典:Planta(2007)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Purification and characterization of UDP-glucose: anthocyanin 3',5'-O-glucosyltransferase from Clitoria ternatea.

著者
Kogawa K, Kato N, Kazuma K, Noda N, Suzuki M
掲載誌
Planta 2007; 226 (6): 1501-1509
研究対象
花びらから精製した糖転移酵素
研究条件
複数の色素分子との反応を比べ、糖が付く位置と反応の進み方を測りました。
結果の記録
同じ酵素が段階的に二つの位置へ糖を付け、テルナチンができる反応に関わることが示されました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Division of Cell Engineering, Aomori Green BioCentre, 221-10 Nogi-Yamaguchi, Aomori, Aomori 030-0142, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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抽出・乾燥・安定性抽出・加工試験2019

溶媒によって、取り出せる成分と脂質の酸化への作用を比べる

論文の結論

水とメタノールを混ぜた溶媒では、6時間の抽出で比較した中で最も多く色素を取り出せました。その抽出物を使う乳化モデルでは、コレステロールの酸化生成物が対照より少なくなりました。

コレステロールの『量』ではなく『酸化』を測った

この試験が追ったのは、乳化物の中でコレステロールが酸化してできる物質です。混合溶媒の抽出物では7-ケトコレステロールの生成が対照より89.8%少なくなりました。血中コレステロールを測る研究とは、対象も問いも違います。

溶媒によって、取り出せる成分と脂質の酸化への作用を比べるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

溶媒によって、取り出せる成分と脂質の酸化への作用を比べる

水とメタノールを混ぜた溶媒で抽出し、乳化モデルに利用

  1. 溶媒と時間を比較

    6時間の抽出で、比較した中で色素量が最多

  2. 乳化モデルに加える

    抽出物を使って酸化への影響を試験

  3. 生成物を比べる

    コレステロールの酸化生成物は対照より少なかった

この研究のポイント

乳化モデルでコレステロール酸化を抑制

出典:International journal of food science & technology(2019)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Effects of different solvents on total phenolic and total anthocyanin contents of Clitoria ternatea L. petal and their anti‐cholesterol oxidation capabilities

著者
López Prado AS, Shen Y, Ardoin R, Osorio LF, Cardona J, Xu Z, Prinyawiwatkul W
掲載誌
International journal of food science & technology 2019; 54 (2): 424-431
研究対象
水、メタノール、混合溶媒で得た花びらの抽出物
研究条件
浸す時間と溶媒を変え、成分量と乳化モデル中のコレステロール酸化を測りました。
結果の記録
試験した混合溶媒で色素量が高く、乳化モデル中の酸化物の生成が対照より少なくなりました。
補足
研究用溶媒と乳化モデルの試験です。飲み物への溶媒の使用や、ヒトのコレステロールを下げる効果は示していません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2013

産地の違う11系統を、遺伝子と成分で比べる

論文の結論

異なる地域から集めた11系統には、DNAマーカーとケンフェロール量の両方に違いがありました。遺伝的には大きく2群に分かれ、成分量は乾燥重量1g当たり9.31〜20.01mgの幅がありました。

系統の違いを、DNAと成分で見比べる

この試料では北インドの系統と、中央・南インドの系統が別の群になりました。採集地域との関係が見えた一方、成分は個別に測定しています。地域名をそのまま品質に置き換えるのではなく、系統と成分の両方を確認した比較です。

産地の違う11系統を、遺伝子と成分で比べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

産地の違う11系統を、遺伝子と成分で比べる

異なる地域から集めた11系統の、遺伝子と成分の違い

  1. DNAマーカーで分類

    遺伝的には大きく2群

  2. ケンフェロール量を比較

    乾燥重量1g当たり9.31〜20.01mg

この研究のポイント

DNAと成分量に系統間の違い

出典:Industrial Crops & Products.(2013)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Intra-specific genetic diversity and chemical profiling of different accessions of Clitoria ternatea L.

著者
Ali Z, Ganie SH, Narula A, Sharma MP, Srivastava PS
掲載誌
Industrial Crops & Products. 2013; 43: 768-773
研究対象
地域の異なる11系統のバタフライピー
研究条件
DNAマーカーで系統を比較し、ケンフェロール量を液体クロマトグラフィーで測りました。
結果の記録
系統間の遺伝的な違いと成分量の違いが見られ、比較した試料は大きく2群に分類されました。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2013

青い色素を作る酵素の、立体構造を見る

論文の結論

テルナチンを作る最初の段階で働く酵素の立体構造が明らかになりました。糖を渡す分子と受け取る色素分子が入る場所を示し、ブドウの酵素と似ている部分、違う部分を比較しました。

青い色を組み立てる道具の形を見る

色素に糖を付ける反応を、酵素の形から説明する研究です。糖を扱う部分はよく似ていても、色素を受け止める部分には違いがありました。同じ種類の仕事をする酵素が、植物によって違う分子を扱う仕組みに迫っています。

青い色素を作る酵素の、立体構造を見るの研究テーマを表す挿絵
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研究の見取り図

青い色素を作る酵素の、立体構造を見る

テルナチンを作る最初の段階で働く酵素の立体構造

バタフライピーをめぐる研究
  1. 糖を渡す分子

    酵素に入る場所を確認

  2. 糖を受け取る色素分子

    反応の配置を確認

  3. ブドウの酵素と比較

    似ている部分と違う部分を整理

この研究のポイント

糖を付ける酵素の立体構造を解明

出典:Journal of synchrotron radiation(2013)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Crystal structure of UDP-glucose:anthocyanidin 3-O-glucosyltransferase from Clitoria ternatea.

著者
Hiromoto T, Honjo E, Tamada T, Noda N, Kazuma K, Suzuki M, Kuroki R
掲載誌
Journal of synchrotron radiation 2013; 20 (Pt 6): 894-898
研究対象
花の色素合成に関わる糖転移酵素
研究条件
組換え酵素を作り、X線結晶解析で立体構造を調べ、ブドウの酵素と比べました。
結果の記録
糖を渡す側と受け取る側が入る部位が明らかになり、他の植物の酵素と共通点・違いが見つかりました。
補足
酵素の立体構造の基礎研究です。花の栽培条件や飲料の色を直接比較した試験ではありません。
著者の所属
Quantum Beam Science Directorate, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata-Shirane, Tokai, Ibaraki 319-1195, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
基礎研究成分・分子研究2007

青・淡紫・白の花で、色素を加工する酵素を比べる

論文の結論

花色の違う試料の酵素反応を比べると、テルナチンの合成では、マロニル基を付ける加工が特定の糖付加より先に進むと考えられました。どの分子と反応するかを調べ、色素の加工順序を絞り込んだ研究です。

同じ部品でも、付ける順番には制約がある

酵素は一部の前駆体とよく反応し、既に別の糖が付いた分子とは反応しませんでした。加工後の分子を再び材料にできるかで、進められる順序が決まります。花の色を作る仕組みを、工程の順番から考える研究です。

青・淡紫・白の花で、色素を加工する酵素を比べるの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

青・淡紫・白の花で、色素を加工する酵素を比べる

青・淡紫・白の花で、色素を加工する酵素反応を比較

  1. 反応する分子を調べる

    酵素がどの分子を使うかを確認

  2. 先に進む加工

    マロニル基を付ける段階

  3. 続くと考えられる加工

    特定の糖を付ける段階/加工順序を絞り込んだ

この研究のポイント

色素を加工する反応の順序を推定

出典:Journal of plant physiology(2007)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Biosynthesis of malonylated flavonoid glycosides on the basis of malonyltransferase activity in the petals of Clitoria ternatea.

著者
Kogawa K, Kazuma K, Kato N, Noda N, Suzuki M
掲載誌
Journal of plant physiology 2007; 164 (7): 886-894
研究対象
花びらから得たマロニル基を付ける酵素
研究条件
花色の異なる試料で、どの成分と反応するかを比較し、色素ができる順序を考察しました。
結果の記録
反応しやすい成分に特徴があり、テルナチンができる初期段階の反応順序を説明する情報が得られました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Division of Cell Engineering, Aomori Green BioCenter, 221-10 Nogi-Yamaguchi, Aomori, Aomori 030-0142, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
基礎研究成分・分子研究2020

花の植物が作る環状ペプチドを、遺伝子から探す

論文の結論

花やほかの組織のRNAから、シクロチドの前駆体遺伝子71種類が見つかりました。そのうち26種類は新しいシクロチド配列で、環状ペプチドを作る仕組みと多様性の情報が加わりました。

植物の一つの名前の下に、多くの環状分子がある

遺伝子の配列だけでなく、組織の抽出物を質量分析し、ペプチドの多様性を確かめています。環を作る反応に加え、分子を正しく折りたたむ酵素も探しています。植物が分子を作る工程は、一つの酵素で完結するものではないと分かります。

花の植物が作る環状ペプチドを、遺伝子から探すの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

花の植物が作る環状ペプチドを、遺伝子から探す

花や他の組織のRNAから、環状ペプチドの遺伝子を探索

  1. RNAを調べる

    前駆体遺伝子を探索

  2. 見つかった遺伝子

    シクロチドの前駆体遺伝子71種類

  3. 新しい配列

    うち26種類は新しいシクロチド配列

この研究のポイント

前駆体遺伝子71種類と新しい配列を発見

出典:Scientific reports(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Transcriptomic profiling of the medicinal plant Clitoria ternatea: identification of potential genes in cyclotide biosynthesis.

著者
Kalmankar NV, Venkatesan R, Balaram P, Sowdhamini R
掲載誌
Scientific reports 2020; 10 (1): 12658
研究対象
バタフライピーの複数組織のRNAと抽出物
研究条件
遺伝子の発現データと質量分析を使い、シクロチドの前駆体や生成に関わる酵素を調べました。
結果の記録
多数の前駆体遺伝子と新しいシクロチド配列が見つかり、環状ペプチドができる仕組みの情報が得られました。
補足
植物の分子と遺伝子の研究です。個々の食品の成分量や人体への作用を測ったものではありません。
著者の所属
National Centre for Biological Sciences (TIFR), GKVK Campus, Bangalore, Karnataka, 560065, India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2020

別のマメ科植物の遺伝子マーカーで、花の系統を調べる

論文の結論

別のマメ科植物向けのDNAマーカー98組を試すと、43組がバタフライピーにも使えました。14系統の遺伝的な分類は花色と対応しましたが、花の形の違いとは一致しませんでした。

隣の植物の分析道具を借りる

専用のマーカーが十分でない植物でも、近い植物の道具を転用できる場合があります。この研究は使えるマーカーを選び、系統の比較まで進めています。見た目の特徴も、色と形で遺伝的な分類との関係が違う点が興味深い結果です。

別のマメ科植物の遺伝子マーカーで、花の系統を調べるの研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

別のマメ科植物の遺伝子マーカーで、花の系統を調べる

別のマメ科植物向けのDNAマーカーを、バタフライピーに適用

  1. 98組のマーカーを試す

    43組が利用できた

  2. 14系統の分類

    花色とは対応/花の形の違いとは一致せず

この研究のポイント

別のマメ科のマーカー43組を利用

出典:Physiology and molecular biology of plants : an international journal of functional plant biology(2020)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Cross-genera amplification of Cajanus spp. specific SSR markers in Clitoria ternatea (L.) and their application in genetic diversity studies.

著者
Naik A, Mishra SK, Nag A, Soren GK, Panda AK, Panda SK, Panigrahi J
掲載誌
Physiology and molecular biology of plants : an international journal of functional plant biology 2020; 26 (12): 2371-2390
研究対象
花の色や形が異なる14系統
研究条件
キマメ属のSSRマーカーが利用できるか試し、系統間の遺伝的な違いを比較しました。
結果の記録
一部のマーカーが使え、遺伝的な分類は花の色と対応しましたが、花の構造とは一致しませんでした。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
Department of Bioscience and Bioinformatics, Khallikote University, Konishi, Berhampur, Odisha 761008 India.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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栽培・品種・遺伝植物・栽培研究2014

インド9州の系統を、DNAマーカーで比べる

論文の結論

インド9州から集めた17系統の遺伝的な分類は、花色よりも採集地と対応しました。青・白・青みのある白という見た目の違いが、そのまま遺伝的な近さを表すわけではありませんでした。

見た目の近さと、DNAの近さは一致しない

二種類のDNAマーカーを使った分析が、同じ分類傾向を示しました。全体では系統間の遺伝的な違いは比較的小さいと報告されています。目で見える花色の差が大きくても、調べたDNA全体での差は小さい場合があります。

インド9州の系統を、DNAマーカーで比べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

インド9州の系統を、DNAマーカーで比べる

インド9州から集めた17系統をDNAマーカーで比較

  1. 採集地との関係

    遺伝的な分類は採集地と対応

  2. 花色との関係

    見た目の色が、そのまま遺伝的な近さではなかった

この研究のポイント

遺伝的な分類は花色より採集地と対応

出典:Genetic resources and crop evolution.(2014)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Assessment of genetic diversity in Clitoria ternatea populations from different parts of India by RAPD and ISSR markers

著者
Bishoyi AK, Pillai VV, Geetha KA, Maiti S
掲載誌
Genetic resources and crop evolution. 2014; 61 (8): 1597-1609
研究対象
3種類の花色を含む17系統
研究条件
2種類のDNAマーカーで遺伝的な近さを測り、採集地と花の色との関係を調べました。
結果の記録
試験した系統の分類は花色よりも地理的な採集地と対応し、全体の遺伝的な違いは比較的小さいと報告されました。
補足
対象にした系統・場所・試験条件での結果です。すべての品種や地域で同じ結果になるかは、この資料だけでは分かりません。
著者の所属
抄録の掲載情報に所属の記載なし抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / AGRICOLA収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2023

成分を分けながら、どの部分が測定に反応するか探す

論文の結論

植物の抽出物を成分ごとに分けながら試験すると、反応が出る部分と候補となる化合物を対応付けられました。花ではケンフェロールやケルセチン類などを含む部分が、反応した成分帯の候補として挙がりました。

混ざった抽出物の、どの部分が反応するのか

抽出液全体で反応を測るだけでは、どの成分が関わるかは分かりません。この研究は成分を帯状に分離し、11種類の試験と質量分析を重ねています。成分の名前を探す分析と、反応する場所を探す試験を結び付けた点が特徴です。

成分を分けながら、どの部分が測定に反応するか探すの研究テーマを表す挿絵
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研究をたどる

成分を分けながら、どの部分が測定に反応するか探す

抽出物を成分ごとに分けながら、測定で反応する部分を探索

  1. 成分を分ける

    抽出物を複数の成分帯に分離

  2. 反応を確かめる

    測定に反応する成分帯を探す

  3. 候補を対応付ける

    ケンフェロール・ケルセチン類などを含む部分が候補に

この研究のポイント

反応した成分帯から化合物の候補を特定

出典:Molecules (Basel, Switzerland)(2023)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Effect-Directed Profiling of Akebia quinata and Clitoria ternatea via High-Performance Thin-Layer Chromatography, Planar Assays and High-Resolution Mass Spectrometry.

著者
Nikolaichuk H, Choma IM, Morlock GE
掲載誌
Molecules (Basel, Switzerland) 2023; 28 (7): 2893
研究対象
アケビの葉・果実とバタフライピーの花の抽出物
研究条件
薄層クロマトグラフィーと複数の試験を組み合わせ、反応する成分帯を質量分析で調べました。
結果の記録
反応した成分帯と、その候補となる化合物が整理されました。花ではケンフェロールやケルセチン類などが候補に挙げられています。
補足
試験管内の反応と成分の暫定的な同定です。ヒトへの効果や各化合物の役割を確定したものではありません。
著者の所属
Chair of Food Science, Institute of Nutritional Science, Justus Liebig University Giessen, Heinrich-Buff-Ring 26-32, 35392 Giessen, Germany.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2022

花のフェノール成分を精製すると、測定値はどう変わる?

論文の結論

花のフェノール成分を樹脂で精製すると、精製前より各成分の測定量が約2〜4倍に増えました。その精製物は試験管内の反応、酵素、培養細胞に作用しましたが、アセチルコリンエステラーゼへの阻害は比較的弱い結果でした。

花の抽出液と、成分を集めた精製物を区別する

この研究の測定対象は、花を水に浸しただけの液体ではなく、抽出してさらに樹脂で精製した材料です。精製によって測定される中身が変わるため、同じ花由来でも材料の段階が違います。複数の試験を並べることで、強く反応する項目と弱い項目の両方が見えます。

花のフェノール成分を精製すると、測定値はどう変わる?の研究テーマを表す挿絵
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比べて見えてきたこと

花のフェノール成分を精製すると、測定値はどう変わる?

花のフェノール成分を樹脂で精製し、成分量と反応を比較

  1. 精製前との比較

    各成分の測定量が約2〜4倍

  2. 試験管・酵素・培養細胞での反応

    作用を確認した一方、アセチルコリンエステラーゼ阻害は比較的弱かった

この研究のポイント

精製で成分量が増え、反応にも違い

出典:Molecules (Basel, Switzerland)(2022)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Phytochemical Properties and In Vitro Biological Activities of Phenolic Compounds from Flower of Clitoria ternatea L.

著者
Li C, Tang W, Chen S, He J, Li X, Zhu X, Li H, Peng Y
掲載誌
Molecules (Basel, Switzerland) 2022; 27 (19): 6336
研究対象
花から抽出・精製したフェノール成分
研究条件
樹脂で精製する前後の成分量を比べ、試験管内の指標、酵素や培養細胞への作用を測りました。
結果の記録
精製後には測定した成分量が増え、複数の試験管内指標への作用が報告されました。一部の酵素への作用は弱い結果でした。
補足
精製成分、酵素、細胞の試験です。花のお茶を飲んだ人の健康効果や病気への作用は示していません。
著者の所属
College of Food and Bioengineering, Xuzhou University of Technology, Xuzhou 221018, China.抄録掲載情報にある所属のうち先頭の1件
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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安全性・公的資料米国・規則改正2025

米国FDAが、特定の花の抽出色素の使用対象を追加した資料

この資料の要点

米国FDAの2025年の規則では、定められた製法のバタフライピー花抽出物について、食品着色料として使える対象がシリアルやクラッカーなどへ広がりました。扱っているのは、製造条件を定めた着色料の用途です。

花のお茶と、規格のある着色料は評価の対象が違う

この資料の抽出物は、水で抽出し、限外ろ過などを行う製造条件が定められています。単に同じ植物名であることより、何をどのように作り、どの食品に使うかが評価の単位になっています。用途の広がりを読むときに、その違いが役立ちます。

  • 米国・FDA
  • 2025年の規則改正
  • 特定の着色料用途
米国FDAが、特定の花の抽出色素の使用対象を追加した資料の研究テーマを表す挿絵
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資料の対象と判断

FDAが評価したのは、どんな使い方?

米国FDA・2025年の規則改正で扱われた着色料の用途

  1. 対象を定める

    製法・規格を定めた花の抽出色素

  2. 資料を評価する

    成分・製造工程・毒性資料と追加用途の摂取量

  3. 判断した内容

    シリアル・クラッカーなど使用対象を追加

この研究のポイント

規格のある着色料の用途が拡大

出典:Federal Register(2025)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Listing of Color Additives Exempt From Certification; Butterfly Pea Flower Extract

発行機関
U.S. Food and Drug Administration (FDA)
掲載先
Federal Register 2025; 90 FR 20101
資料番号
2025-08248 / 21 CFR 73.69
評価の対象
規格と製造条件を満たすバタフライピーの水抽出色素
評価の内容
製造工程・成分・想定される摂取量・毒性などの資料をもとに、シリアルやクラッカーなどへの着色料としての使用追加を評価しました。
結果の記録
FDAは申請された用途と条件での使用を安全と判断し、食品の対象を追加しました。規格上、抽出液には限外ろ過が求められています。
補足
規格化された色素の、米国での特定用途に対する判断です。花を使ったお茶全般の安全性、健康効果、日本での販売要件を示す資料ではありません。
発行機関
米国食品医薬品局(FDA)
確認した資料
米国官報の規則改正全文(FDA文書)
図解について
2025年の評価対象と規則改正の要点を整理した図です。現在の各国の販売可否を一覧にしたものではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究成分・分子研究2003

花びらにある、色素以外のフラボノールを調べる

論文の結論

八重の青い花びらから、既知の11種類に加えて、新たなフラボノール配糖体3種類が分離されました。青いアントシアニンとは別の成分群について、花びらに含まれる化学構造が整理されました。

青い花びらの中身は、青い色素だけではない

ケンフェロール、ケルセチン、ミリセチンに糖などが付いた成分を、分離して構造分析しています。ほかの研究と違う成分も見つかりました。植物名だけで中身を決めず、花の試料ごとに成分を確かめる基礎の分析です。

花びらにある、色素以外のフラボノールを調べるの研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
比べて見えてきたこと

花びらにある、色素以外のフラボノールを調べる

八重の青い花びらから、色素以外のフラボノール配糖体を分離

  1. 既知の成分

    11種類

  2. 新たに分離された成分

    3種類/化学構造の情報を追加

この研究のポイント

色素以外の配糖体3種類を新たに分離

出典:Phytochemistry(2003)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Malonylated flavonol glycosides from the petals of Clitoria ternatea.

著者
Kazuma K, Noda N, Suzuki M
掲載誌
Phytochemistry 2003; 62 (2): 229-237
研究対象
八重の青い花びらのフラボノール配糖体
研究条件
成分を分離し、紫外吸収、質量分析、NMRで化学構造を調べました。
結果の記録
既知成分に加えて新たな配糖体が分離され、花びらのフラボノール組成が整理されました。
補足
分離した成分や分子の研究です。花のお茶や当社商品の性質、ヒトの健康効果を直接示す結果ではありません。
著者の所属
Division of Plant Cell Technology, Aomori Green BioCenter, 221 Nogi-Yamaguchi, Aomori, Aomori 030-0142, Japan.抄録の掲載情報に記載された所属
確認した資料
書誌情報・抄録(Europe PMC / PubMed収録)。論文全文は今回未確認
図解について
書誌情報と抄録から、対象・調べ方・報告された要点を整理した独自の説明図です。原論文の図や実測値のグラフではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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ヒト試験ヒト試験2018

花の抽出物を含む飲料と食後の血中指標

論文の結論

健康な男性15人が飲料を飲み比べた試験では、砂糖50gと花の抽出物を一緒に摂った条件で、30分後と60分後の血糖上昇が小さくなりました。抽出物だけを飲んだ条件では、空腹時の血糖は変わりませんでした。

抽出物だけの飲料と、砂糖入り飲料で分けて比べた

試験は5種類の飲料を比較しており、『抽出物を飲むこと』と『砂糖と一緒に飲むこと』を分けて見ています。2g併用では60分後のインスリンにも差がありましたが、観察したのは3時間の変化です。結果の中心は、この飲料と時間条件での違いにあります。

  • 男性15人
  • 5つの飲料条件
  • 摂取後3時間
花の抽出物を含む飲料と食後の血中指標の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
人を対象にした比較試験

飲料の試験は、どう進めた?

健康な男性15人が別の日に各飲料を1回ずつ飲み、摂取後3時間を観察

比べた条件
  • ショ糖50gのみ
  • 抽出物1g・2gのみ
  • ショ糖50g+抽出物1g・2g
  1. 砂糖50g+花の抽出物

    30分後・60分後の血糖上昇が小さかった

  2. 花の抽出物だけ

    空腹時の血糖は変わらなかった

この研究のポイント

砂糖との併用で短時間の血糖上昇に差

出典:BMC Complementary and Alternative Medicine(2018)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Acute effect of Clitoria ternatea flower beverage on glycemic response and antioxidant capacity in healthy subjects: a randomized crossover trial

著者
Charoonsri Chusak, Thavaree Thilavech, Christiani Jeyakumar Henry, Sirichai Adisakwattana
掲載誌
BMC Complementary and Alternative Medicine 2018; 18: 6
研究対象
花の抽出物1gまたは2gを含む飲料。ショ糖50gを加える条件と加えない条件を比較
研究条件
健康な男性15人による無作為化クロスオーバー試験です。同じ参加者が別の日に5種類の飲料を摂り、摂取後3時間の血糖・インスリン・抗酸化関連指標を比較しました。
結果の記録
ショ糖と抽出物1gまたは2gを併用した条件では、摂取30分後と60分後の血糖値がショ糖のみより低い値でした。2gを併用した条件では60分後のインスリン値にも差が見られました。抽出物だけの条件では、空腹時の血糖・インスリン値に変化は認められませんでした。
補足
男性15人の単回摂取試験です。疾病の予防・治療や長期間の摂取、当社商品の効果を検証した研究ではありません。
著者の所属
Chulalongkorn University(タイ)、A*STAR、National University of Singapore(シンガポール)論文掲載時の所属
確認した資料
論文全文(PMC)
図解について
研究条件と一部の結果を要約した図です。各飲料は400mL。1g・2gは実験で用いた抽出物の量で、摂取の推奨量ではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)
ヒト試験ヒト試験2021

高脂肪食と花の抽出物を摂取した後の血中指標

論文の結論

過体重・肥満の男性16人が高脂肪食と抽出物を一度摂った試験では、2gを併用した条件で、6時間の中性脂肪の上昇をまとめた指標が小さくなりました。一方、血糖の同じ指標や炎症の指標には差がありませんでした。

同じ食後でも、中性脂肪と血糖では結果が違った

比較したのは、高脂肪食だけ、抽出物1gとの併用、2gとの併用の3条件です。一度の食事の後にも複数の変化が起こりますが、この試験で差が出たのは一部の指標でした。結果を『食後の値が全体的に良くなった』とまとめると、その特徴が消えてしまいます。

  • 男性16人
  • 3つの食事条件
  • 食後6時間
高脂肪食と花の抽出物を摂取した後の血中指標の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
人を対象にした比較試験

高脂肪食の後、中性脂肪はどう変わった?

過体重・肥満の男性16人が高脂肪食と抽出物を単回摂取し、6時間を観察

比べた条件
  • 高脂肪食のみ
  • 高脂肪食+抽出物1g
  • 高脂肪食+抽出物2g
  1. 抽出物2gを併用

    6時間の中性脂肪の上昇をまとめた指標が小さかった

  2. 差がなかったもの

    血糖の同じ指標と炎症の指標

この研究のポイント

2g併用で中性脂肪の指標に差、血糖は差なし

出典:Biology(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Clitoria ternatea Flower Extract Attenuates Postprandial Lipemia and Increases Plasma Antioxidant Status Responses to a High-Fat Meal Challenge in Overweight and Obese Participants

著者
Thavaree Thilavech, Sirichai Adisakwattana, Pilailak Channuwong, Korntima Radarit, Kanthida Jantarapat, Kittisak Ngewlai, Nantarat Sonprasan, Charoonsri Chusak
掲載誌
Biology 2021; 10 (10): 975
研究対象
花の抽出物1gまたは2gを加えた高脂肪食
研究条件
過体重・肥満の男性16人が完了した、単盲検・無作為化クロスオーバー試験です。同じ参加者が別の日に異なる条件の食事を摂り、高脂肪食のみの条件と比較しました。食後6時間まで採血しています。
結果の記録
2gの抽出物を加えた条件で、中性脂肪の経時的な変化をまとめた指標などに差が報告されました。一方、食後血糖の同指標と、6時間後の炎症関連指標には有意差が認められませんでした。
補足
単回摂取後の短時間の試験です。長期的な体重変化、疾病の予防・治療、通常のお茶や当社商品の効果は検証していません。
著者の所属
Mahidol University、Chulalongkorn University(タイ)論文掲載時の所属
確認した資料
論文全文(PMC)
図解について
研究条件と一部の結果を要約した図です。iAUCは、測定値の時間変化を面積としてまとめた指標です。長期の体重変化を調べたものではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
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基礎研究動物試験2021

花の色素テルナチンの吸収をラットで調べた研究

論文の結論

ラットに花の抽出物を与えると、15分後の血液から9種類のテルナチンとプレテルナチンA3が検出されました。色素成分の一部が、摂取後に血液中へ現れることを動物モデルで確かめた研究です。

青い色素の行方を、血液の中まで追う

成分を見つけた場所は、飲ませる前の抽出物ではなく、飲ませた後の血液です。何が花に含まれるかという分析から一歩進み、どの成分が体内に現れるかを追っています。検出の結果と、その後どんな働きをするかは、別の研究課題です。

  • ラット
  • 投与15分後
花の色素テルナチンの吸収をラットで調べた研究の研究テーマを表す挿絵
図でやさしく読む
研究をたどる

青い色素は、体内に取り込まれる?

ラットにバタフライピーの花の抽出物を与えた、色素の吸収試験

  1. 口から与える

    テルナチンなどを含む花の抽出物

  2. 15分後に採血

    血漿中の色素を分析

  3. 検出された成分

    9種類のテルナチンとプレテルナチンA3

この研究のポイント

摂取15分後、ラットの血中に色素を検出

出典:BPB Reports(2021)(外部サイト・新しいタブ)
出典と補足

Gastrointestinal Absorption of Ternatins, Polyacylated Anthocyanins Derived from Butterfly Pea (Clitoria ternatea L.) Petals in Rats

著者
Takashi Ichiyanagi, Masayuki Nashimoto, Norihiko Terahara
掲載誌
BPB Reports 2021; 4 (4): 136–141
研究対象
花びらから得たテルナチンを含む抽出物
研究条件
ラットに抽出物を経口投与し、投与後の血中に現れる色素の種類と量を調べました。
結果の記録
投与15分後のラットの血漿から、9種類のテルナチンとプレテルナチンA3が検出されました。色素の分子構造と吸収の関係も調べています。
補足
ラットでの吸収を調べた研究です。ヒトで同じ吸収が起こるか、健康上の利益があるかは、この研究だけでは分かりません。
著者の所属
Niigata College of Medical Technologies、Niigata University of Pharmacy and Applied Life Sciences、Minami Kyushu University(日本)論文掲載時の所属
確認した資料
発行誌の論文掲載情報・抄録(J-STAGE)
図解について
抄録で確認できる研究手順と結果を図示しています。吸収率やヒトの体内動態を示す図ではありません。 図は研究の条件と結果を整理した模式図です。形や色の濃さは実測値を表しません。
論文を読む(外部サイト・新しいタブ)

日本語の見出しは当サイトによる要約です。引用する場合は原文をご確認ください。

HOW TO READ

研究を読むときの、3つの視点。

01

何を調べた研究か

食品の色や成分を調べた試験と、人が摂取した試験では、分かることが異なります。まず研究の種類を確かめます。

02

どのような条件か

抽出方法、量、対象者、観察期間を確認します。花の抽出物と、家庭でいれるお茶や市販品を同じ条件とみなすことはできません。

03

どこまで分かったか

短時間の血中指標の変化だけで、長期的な健康効果は判断できません。差がなかった結果や、研究の限界も合わせて読みます。

EDITORIAL POLICY

このページの編集方針

運営:日本アドバンストアグリ株式会社

バタフライピーの花・成分・栽培に関する研究論文や公的資料から、原文または抄録を確認できたものを選んで紹介しています。すべての研究を網羅した一覧ではありません。

掲載資料は外部機関によるもので、当社商品の効果を示すものではありません。

  • 著者・掲載誌・DOIを示し、発行元や公的な論文データベースへリンクします。
  • 日本語の見出し・要約・図解は当サイトが作成しています。図解は研究条件や結果の一部を整理したもので、原論文のグラフの転載ではありません。
  • 当社の研究実績と外部機関の研究を区別し、論文を当社商品の効果の根拠として紹介しません。
  • 挿絵は研究テーマを表すイメージです。論文の写真や試験結果ではありません。

文献確認日:

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